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目指せ!北極海!! ⑦着いたぁ~! 

2009年7月28日 プルドーベイ到着!!

 夜中、テントの外に車の気配がありました。プルドーベイを目指していたトラックが、その日の到着をあきらめ、ハッピー・バレーで夜を明かしたのでしょう。ここを行き交うトラック・トレーラーのドライバーたちは、車の中で眠ります。
 夜って言っても、もうここには夜がありません。午前2時頃、おしっこに起きても空は薄明るい。北緯70度以北は、7月一杯、太陽が沈まないそうです。

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写真1)今日が最終日!元気に走行開始です!




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写真2)ほどなく、舗装道路になりました! が・・・、すぐにまた未舗装になりました。でも、未舗装でも路面がしっかり均されているので、走行は楽です。

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写真3)11時頃、トイレに立ち寄りました。こういうトイレが、数十km置きにあるのです。トラックや車の運転手の休憩場所になっており、この時も、観光客らしき車が2台停まっていました。『何か差し入れでも貰えないかなぁ・・・』という下心と共に近づいていくと、不意に、その車から男性が飛び出してきました。開口一番、「えっ!Japanese!?」
 その日本人男性は、英会話スクールの元経営者で、引退後、英語教材の資料を集める旅をしているのだとか。「いやね、ちょうど今、ガイドたちと“最近の日本男児は行動力がなくなった”って話してたとこなんだよ!君のような行動的な若者は素晴らしい!」と上機嫌。私も褒められて上機嫌。おまけに、ミネラルウォーターも頂いちゃいました。ありがとうございました。

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写真4)休憩エリアにいた、地リス(マーモット?)。こういうのが、ツンドラの草原には、うじゃうじゃいます。可愛いのですが、可哀そうなことに・・・、よく車に轢かれている姿を目にします。

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写真5)果てぇ~しぃないぃ~♪ 大空ぁ~と~♪ 広ぉ~い大地のぉ~ そのぉ~中でぇ~♪

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写真6)昼食は、最後のインスタント・スパゲッティ。そのお供は、ノン・アルコールビール! 今朝、ハッピーバレーを出る際に、テントの傍に停車していたドライバーから貰いました。本物のビールなら、プルドーベイ到着のお祝いに残しておくところですが、これノンアルコールですから、ジュース代わりに。 その味は・・・、まぁ、もう飲むことはないかな?というものでした。でも、おじさん、ありがとう!喉は潤されました☆

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写真7)相変わらず、松山千春の『大空と大地の中で』を口ずさむ私の前に、若いトナカイが現れました。道路脇の池のほとりで草を食んでいた子なのですが、全身を覆う蚊を嫌ってか?急に道路に飛び出してきて、全速力で道路を走り出しました。
 時折、私を気にして振り向きますが、いつまで経っても私がついてくるものだから・・・、また走る!の繰り返し。500mほど一緒に走り、ようやく“草原に戻る”という選択肢に気がついたようで、再び、ツンドラの草原に戻りました。

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写真8)ただただまっ平になったツンドラの平原。そろそろ見えてくるかな?と目を凝らすと、前方に基地らしきものが見えてきました!北極海沿岸の石油採掘基地・プルドーベイです!

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写真9)プルドーベイには、正しく『基地』という光景が広がっていました。特殊な重機がたくさん並んでおり、大きなプラントや鉄塔が、広大なツンドラの湿地帯に点在しています。『町』をイメージさせるものはそこにはありません。
 ここから先13kmで、北極海に達しますが、残念ながら、ここデッドホース(DeadHorse)が民間人が立ち入れる最北の地・・・。

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写真10)『デッドホース』というのは、この町(?)の名前。『プルドーベイ』は、ここいら一体、北極海沿岸の石油採掘基地の総称。到着後、まっすぐ向かったのはデッドホース唯一のスーパー。食糧はもう切れています。それに、お祝のお酒も欲しい!

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写真7)お祝は・・・、高いペプシコーラと、高い高いダーク・チョコレート。なんと!このデッドホースでは、お酒が売られていません!
 ・・・というのも、石油採掘基地で働く人々は、年中過酷な環境下で働き続けねばならず、娯楽という娯楽もありません。そこにお酒があろうものなら、あっという間にアルコール依存症患者が溢れてしまう!ということのようです。また、危険な仕事でもあるので、二日酔いで働かれるわけにもいかんのでしょう。 アメリカの平均的な労働者収入の何倍も稼げる仕事です。お酒がないのくらいは、我慢しないといけないのかも知れませんね。
 今朝、私にノンアルコールビールをくれたドライバーは、「プルドーベイに行けば仕事があるぜ?どうだい、自転車旅は一休みして、ひと稼ぎしてったら?」と言ってました。私は酒がなくても平気ですが、ここでの過酷な仕事よりも、過酷な自転車旅の方が楽そうです。

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写真8)点在するのは、ここで採油している各石油会社の倉庫や社員宿舎。その間に、ところどころ池や湖があり、畔ではトナカイたちが草を食んでいました。

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写真9)これは大きな湖。この対岸にあるのが、石油採掘プラントでしょう。そして、その少し先が北極海・・・。これより先は、自転車では走れません。北極海を訪れるには、旅行会社を通して、30~40ドルの日帰りツアーに参加せねばなりません。「走れないのなら、もういいか・・・」ここが私のダルトンハイウェーの終着地となりました。

 北極海・・・、見れるものなら見てみたかったですけど、良いのです。私は、ダルトン・ハイウェーを走破しました! ここは、北緯70度12分。私の旅で、そして、多分人生においても、最北の地となることでしょう。
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コメント

一人旅の孤独感、北極海にたどり着いた達成感、へたな英語でも久しぶりの会話で満足感、そして夕食時に風音を聞き、地平線を眺めながら飲むあったかいコーヒーは実にうまかった。
伊東 心さんはどうでしたか。
  • [2014/01/07 22:59]
  • URL |
  • 地球は小さくて楽しい
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【秘湯】さん、コメントありがとうございます。
 
 そうです、『AW』のノンアルコールビールでした。こちらではよくお店や看板で目にしますが、初めて口にしました。

 私には、やはり…、苦くって、心地よい酔いが回る、普通のビールが性に合うようです。

 でも、また面白いビールがあったらチャレンジしてみようと思います。


 こころ
 
  • [2009/09/20 10:44]
  • URL |
  • 管理人・こころ
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ノン・アルコールビール

こんにちは!
福岡のアクロスの講演に参加した者です。お元気そうで何よりです。写真のビールはAWのルートビアのような気がします。甘くありませんでしたか?沖縄では良く見かけました。では GoodLuck!

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