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犠牲祭 (注意)今日の写真は少しグロッキーです 

12月20日 イスラームの大事な犠牲祭・タバスキ。ぐずぐずしてたら、良いとこ見逃してしまいました・・・。

 午前3時半、美菜さんの声で起きました。 「心さん、空港行く時間ですよ」。蚊に刺されないよう、布に包まって寝てましたが、それでも寝返りをうったときなどに、徐々にターバンがめくれ・・・、足首や腕を数ヶ所刺されてました。痒さと羽音であまり寝た気はしませんでしたが、空港に行く時間です。慌てて身支度を整え、車に乗り込みました。
 ハンドルを握るのは、美菜さんたちが参加するダンス・ワークショップ(合宿)の先生、バンジュグさん。マリで最も優れたダンサーのひとりだそうで、現在ベルギー在住。昨日の便で、マリに帰国したんだそうです。バンジュグさんは、三菱の四駆をギュンギュン飛ばして、あっという間に空港に到着!
 4時を回っていましたが、ロイヤルモロッコ航空の便は、少し前に着いたところのようで、ちょうど荷物がターンテーブルに出始めたところでした。到着した客に混じって、出てくる荷物を待ちます。美菜さんとナターシャと私が横一列に並び、今か今かと待ちますが・・・

 今日も荷物は届きませんでした。嗚呼・・・、また明日かよ・・・。

 ないモノは仕方ない・・・。でも、空港の延着荷物窓口に電話が繋がらないのは問題です。窓口に正しい電話番号を確認しに行きました。係員のおじさんに「昨日何度も電話したけど、繋がらなかった」という旨を説明し、正しい番号を聞きますが、帰って来た返事は!?  「ごめんごめん、昨日は受話器が上がりっぱなしだったんだ。その番号で合ってるよ」って。

 受話器が上がってたんだったら、仕方がない・・・。いや、仕方ないもんか!! 仕事する気あるのかよ!?

 意気消沈して宿へ戻る3人とバンジュク先生。あれ?そういえば、もうひとりダンス合宿参加者を迎えに来たんじゃなかったっけ・・・? 聞くと、その人は迎えよりも先に、自分で合宿所に向かってしまったとのこと。返りもギュンギュン飛ばして、あっという間に宿に戻ってきました。宿の前には、日本人男性の姿。 「あれ?男の人だ!」
 美菜さんはじめ、皆が合宿参加メンバー最後のひとりも女性だと思っていたそうです。でも、目の前にいるのは男性。マリと周辺国で1年間、ダンスや太鼓を習いに来たというトミヤ君26歳。私と同じ部屋に寝泊りすることになっていたらしく、私が鍵を持って出た為に、私が帰るのを待っていたそうです。早速部屋に案内し、荷物を広げて横になりますが、彼は眠たくないとのこと。私も蚊に刺されながらとはいえ、6時間くらいは寝ていますから、眠たくない。しばらく、語らっていると夜が空けました。

 さぁて、今日はタバスキです。羊が屠られる前に何かしらの儀式があるはずですが、どうせ昼以降のことだろうから、のんびり待つとします。昨夜は早く寝て、今朝も早かったので、日が高くなり始めると、なんだか眠たくなってきました・・・。トミヤ君は相変わらず眠たくないとのことですが、私はちょっと寝ることに。1時間だか?2時間だか?少し寝てすっきりしました。タバスキの儀式を見逃してやいないかと、耳を澄ましますが、まだ町中から羊のメェ~メェ~鳴く声が聞こえてます。大丈夫、まだ彼らは生きている!
 安心して、シャワーを浴びて、部屋で原稿仕事を始めました。新聞連載の次の掲載日は12月27日、今日中には原稿を仕上げて送らないと担当者に迷惑をかけてしまいます。最近、酷く集中力の落ちてる私ですが、今日は違いました。部屋に篭り、一度打ち終わった文章を、消しては打ち直し、消しては打ち直し・・・、時間をかけて練り上げていきます。途中、町に流れるコーランの朗誦のような声に気がつきましたが、気には留めませんでした・・・。でも、その朗誦こそが、タバスキの儀式だったんです!

 満足いく原稿が仕上がった頃、部屋の外に出ると、あれ!?羊の声がなくなってる!? 慌てて玄関先に飛び出ると、ここの宿の前でも羊が捌かれていました。すでに頭は落とされており、体の解体作業中です。嗚呼!遅かった!! 犠牲の羊を屠る前には、必ずイスラームの坊さんが儀式をします。さっき、街中にコーランの朗誦のようなものが流れたのがそれでしょう。その儀式が終わると、町中で一斉に犠牲が屠られるのです。

IMGP4127.jpg
写真1)頭を落とされた羊さん・・・。

IMGP4120.jpg
写真2)解体作業中。

IMGP4130.jpg
写真3)頭も食べるんです。 イスラーム圏では、たまに羊の頭の丸焼きとか蒸し焼きを見ます。でも、私は食べたことありません。

 今朝まで、あんなに羊の声が響いていた住宅街も、今では全くメェ~メェ~聞こえません代わりに、オメカシした子どもたちが騒ぐ声がやたらと聞こえます。タバスキは、イスラームのお正月。お正月といえば、親戚参りです。人々は、正装をして、親戚の家を訪ね歩いたり、各家庭で羊肉を使ったパーティーをします。
 犠牲祭の儀式を見逃してしまって、とても残念です・・・。 何も、羊の頭が落とされるところを見たかった訳ではなく、人々がどのように儀式を行っているのかが見たかったんです。嗚呼、残念・・・。肩を落とし、部屋に戻ると、なんだかまた眠たくなってきました。もう儀式は終わっちゃったんだし、荷物も届かないし、寝るか! ・・・zzzZZZ

 何時間寝たんでしょう?2時間ぐらいかな?トミヤ君が部屋に戻ってきた音で目覚めました。朝からバナナしか食べていない私は、お腹の虫が騒いでます。何か食べに行こうかと、トミヤ君を誘うと、 「あれ!?羊食べてないんですか?」って・・・。えぇ!?また逃しちゃった?俺!? 聞くと、昼ご飯は、屠られた羊の肉を焼いて食べたとのこと。慌てて階下に下りましたが、それらしい料理はすでに見当たりませんでした。また逃しちゃったのです・・・。落ち込む私に、カナエさんは、「夜も羊料理するってよ!」と励ましてくれました。そうですよね、まだお肉あんなに残ってるもん!

 気を取り直し、近所のネットカフェへ仕上げた原稿の通信に行きました。戻って来る頃には日が暮れかけていました。夕食はおすそ分けをもらえるにしても、大食漢の私が足りるわけもありません。食事前に、ちょっと小腹を満たすべく、バナナを買いに行こうとしたら、仏人女性のカトリーナさんが着いて来ました。随分とお上品な家庭に育った方らしく、一人では歩き回りたくないとのこと。仏語の通訳にもなるし、一緒に市場の外れまでいきましたが・・・、やはり、育ちが良い方のようで、「こんな砂埃だらけの露店で売ってるものは食べられないわ!」と・・・。 「でも、ほら、フルーツなら皮を剥けば、中はキレイですから!」私の助言で、彼女はバナナやオレンジを買い込んでいました。
 日没後は、期待した通り、羊肉の煮物を少しだけおすそ分けしてもらえました。タバスキなので、昨日一昨日の晩を食べたあの屋台もやってませんでしたし、バナナでお腹を膨らませといて正解でした。

 さぁて・・・、夜は更けてきました。が、今日も荷物に進展はなかった。タバスキも大事なところを見逃してしまった。もう、今日は何もないよね? 早めに寝るとします・・・。
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