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パリ出発!! 

12月17日 朝からバタバタで・・・、最後までバタバタでした・・・

 パリ出発の朝は、とにかくバタバタでした。朝食後、少しのんびりお茶して、貸し部屋で使ってたシーツ類の洗濯ついでに、郵便局へ。ヨーロッパ旅で溜まったパンフ類や使わなくなったフィルムカメラを日本に送るんです。ピレネーの小さな郵便局で国際航空小包の手続きに1時間近くもかかり、料金は33.5ユーロなり。慌てて、恋人に任せていた洗濯を見に行くと、ちょうど終わりかけてた。半乾きのモノと乾いたモノをきれいに畳み、帰宅するともう時計は1時前!?

 昼食を作ってもらってる間に、私は最終荷作り。自転車と装備品が納まった巨大&超重量の段ボールを閉じて、出発準備は完了。食後、大家さんのところに挨拶に行き、バタバタと部屋を出たのが2時半・・・。巨大な箱を1階に降ろすのが大変極まりなく、キャリアにもギリギリ乗ってる(?)ってなもんで、かなり危なっかしい・・・。引きずるようにキャリアを転がし、郊外のシャルルドゴール空港に向かいましたが、本当に、これが大変な作業だった・・・。恋人が見送りに来てくれなかったら・・・、絶対に空港まで辿りつけなかった。つまり、独りでは絶対に運べなかった・・・・。

 まずは、空港行きのRER(高速地下鉄)が通るパリ北駅へ。北駅行きのバス停で待っていると、1台目のバスの運転手(白人)は、私の大荷物を見て、冷たく乗車拒否・・・。2台目はアフリカ系の運転手だったので(?)乗せてもらえましたが、昼間だというのに、やたらとバスが混んでて周囲の客に迷惑千万・・・。「エクセキュゼモア!エクセキュゼモア!」

 北駅到着後、RERに乗り換えですが・・・、RER線は、市中心部では地下を走ってて、当然、乗り場は地下にある・・・。階段をガッコン!ガッコン!ガタガタ!ガタガタ!荷台を軋ませながら降ろし、何とかホームにたどり着いたら、目の前にあったシャルル・ド・ゴール空港行き列車がちょうど出てしまった・・・。まだ搭乗手続き開始まで1時間はあるので慌てる必要はありません。次の列車に乗り込み、徐々に田舎になっていく車窓を眺めること30分。着いたのはシャルル・ド・ゴール(CDG)空港ターミナル1とターミナル3の鉄道駅。ここから空港シャトルに乗り換え、ターミナルへ向かうのですが、今日はそのシャトルがメカニカルな不具合(?)で、なかなか来ない・・・。ようやくやって来たシャトルは、満員電車状態で乗れず、また長々と待たされて2本目に乗り込むと、ターミナル1に到着できたのは、フライトの1時間半前でした。3時間前に到着するように出発したのに・・・。


 5時、ようやく辿り付いたターミナル1の出発ロビーで、ここからが本当のトラブル!!

 モロッコ航空のチェックインカウンターで航空券とパスポートを見せると、係員のおばさんが、 「あなたは、マリへ片道航空券で行くのですか?だったら、搭乗はできません。帰りのチケットを今ここで買いなさい!」ですと!! 得意のゴネで応戦するも全く取り合ってくれず、メガネの丸々したおばちゃん係員は私のパスポートを取り上げ、方々に電話をし始めた。待たされること30分、「やっぱりダメ!チケットを買え!」ですと・・・。

 「あのぉ~!片道でチケットを売ってくれたのは、あなた方モロッコ航空なんですよね? で、私はマリ大使館でビザを申請する際に、片道での入国の旨を伝えてますし。あなた方は、私がマリに不法残留する恐れがあるってことで片道での搭乗を許さないってことなんでしょうけど・・・、日本人がマリに出稼ぎに行くと思いますか?? そもそも、マリの入管が私の入国を許可しなかったとしても、それはマリ入管と私の問題であって、あなた方には関係ないことでしょう?
係員「いいえ!何と言おうと、片道であることが問題なんです!チェックインの締め切りまであと5分ですけど?あなたはそのマリ行きの航空券を捨てるつもりなんですね。そうですか、けっこう!けっこう!私たちには何の問題にもなりませんから!


 その物言いにカチン!!ときますが、仕方ありません。チェックインカウンター向かいの窓口で、バマコ→パリの正規チケット1222ユーロをカードでご購入。正規運賃なので、後日100%払い戻しが可能とのこと。「マリに到着したら手続きでいんの?」と確認すると、係員は、「もちろん、できるできる」と自信ありげ・・・通常、払い戻し手続きは発券した場所でしかできないんですけど・・・? もうなんやかんやと確認してる時間はありません。慌てて、カウンターに戻ります。

 で、一難去ってまた一難! 自転車の箱の総重量は51kgで、11kg分の超過料金(80ユーロ)を支払わされました。まぁ、これは仕方がないとして・・・、その後の対応がまたムカつくムカつく! 別カウンターで80ユーロ支払ってチェックインカウンターに戻ると、すでにカウンターは閉まっていて、唯ひとり残っていた係員が粗末な態度で搭乗券を渡してきました。通常行われる、搭乗口や登場時間の案内は一切なく、搭乗券と一緒に手渡されるべき『バゲージタグ(荷物の預り証・番号)』もくれなませんでした。更に!暴言が続きます!!

係員「はい、これが搭乗券。言っておきますけど、あなたが今持ってる2つの荷物。そのうち1つしか機内には持ち込めませんから、片方は捨てて行くことね!
 「えっ?だったら、もうひとつ超過料金払って、このバッグも預けるから手続き急いでくれ!」
係員「ご覧の通り、もうチェックイン手続きは終了しています。あなたにはその荷物を捨てる他に方法はないのよ。初めから、その荷物を預けなかったあなたが悪い。あなたの搭乗券には、手荷物は1つしか許可しないってメモしてますから、絶対に持ち込めませんからね!」
 初めから、持込みて荷物が1つって言ってくれとりゃ預けとったさ!!お前らのインフォームが足りんのやろうが!勤めを果たさんで、ナン言いよぉ~とか!?
係員「もう何もかも遅いんです。もう搭乗始まりますよ?残念ね、乗れなくって」

 悪魔です・・・、悪魔!
 
 この時点でフライトまで30分を切ってる!見送りの恋人に手荷物を託し、ターミナル内を全力疾走!!アフリカで使うユーロをATMでお金を下ろし、恋人から手荷物を受け取り、駆け足で出発口へ向かいますが・・・、入り口で「手荷物は1つだけ」と入場を拒否されてしまう!! 「だって、お客さんの搭乗券には、手荷物1つってメモがあるんですもの」
 こいつも悪魔です!その場で、2つの荷物(バックパックと筒型のバッグ)を強引にひとつにまとめ、入りきらなかったお弁当(オニギリ)や飲み物は恋人に渡しました。天蓋も閉まらず、あっちこっちに沢山モノをぶら下げた不恰好なバックパックを背負い、強引に入場! 恋人としんみり別れの時間を過ごしたかったのに、バタバタばたばたの慌しいお別れとなってしまいました・・・。「見送りありがとう!飛行機乗れんかったら、帰って来るよ!!」

 搭乗階に駆け上り、フランス出国手続きを済ませ、走って!走って! ポケットに入れていた自転車のヘルメットの鍔を落としたのも拾わず、走って!走って!! 4番ウィングへ。 X線検査の長い列は一番前に割り込みさせてもらい、チェックイン時に預ける余裕もなかったナイフは没収されてしまいますが・・・、「すまん、ナイフ持ってる俺が悪い!さっさと通してくれ!」 脱がされたジャケットや靴を履きなおし、搭乗口に辿り付くと・・・、まだ搭乗始まってないじゃん!? 時計は6時半、離陸予定時刻です。嗚呼、これだったら、もう少しのんびりできたのに・・・。

 飛行機に乗り込む前に再び荷物にクレームを付けられ、バックパックの中の衣類を全部出して、その場で全て(シャツ2枚、ジャケット2つ)を着こんで、少しコンパクトになったバックパックで強引に搭乗口を突破! もはや、空港係員はどの顔を見ても、悪魔が憑いてるようにしか見えません。 「あっ!角があるよ、あんた。あんたは、シッポが見えてる!」
 ようやく搭乗したのは、7時過ぎ。機内は完全に満席で、頭上のトランクも手荷物がギュウギュウに詰め込まれていました。これなら、荷物制限にも頷けるけど・・・、やはり、ムカつく係員どものあの態度! 1時間の遅れで、午後7時半、ようやく離陸しました。緊張の糸が切れたのか、飛び立ったとたんに眠りに落ちました・・・。

20071217-1.jpg
写真1)なんとか搭乗できました。久しぶり!2年2ヶ月ぶりの飛行機です。

 「ムッシュ? チキン?それとも、ビーフ??」 起こしたのは、機内食のメニューを聞くアテンダントさんの声でした。愛想の良いアテンダントさんですが、さっきの余韻が残っているため、やはり、悪魔のように見えました。チキンの簡単な夕食の後は、寝れなくなりました。徐々に平常心を取り戻してくると、急に、恋人に満足なお別れを言えなかった悔しさ・申し訳なさが込み上げてきました・・・。初めてのブラック・アフリカの旅にも、不安を覚えます・・・。   「嗚呼・・・、なんやろう?この気持ち・・・?」 こんな気持ちは旅立ち以降初めてです。この飛行機が日本に向かってりゃいいのに、なんて思ったのは・・・。
 珍しくセンチな私を慰めてくれたのは、機内誌の写真たちでした。モロッコやマリの美しい自然や伝統的な村々の特集があり、美しい写真が並んでいました。急にマリへの旅が少し楽しみになってきた☆ 念願だったサハラ中心部縦断旅は道を閉ざされたも同然ですが・・・・、だったら、マリを徹底的に楽しんで、マリからセネガル、モーリタニアを経て、サハラの西端を走るルートを楽しもうじゃないか!!

 おっし!俄然、気分盛り上がってきた☆

 カサブランカ空港に着くと、そこは近代的なターミナル。たまたまパリからの便に乗り合わせていたアジア人女性は、日本人のように見えたので、飛行機を降りてから話しかけてみると、やはり日本人! 同じくマリに向かうらしく、話し相手ができて、また少し気分が落ち着きました。約2時間の乗り継ぎ、高い空港のカフェのコーラ(2ユーロ!)を飲みながら、手持ち無沙汰にゲート前の椅子に腰掛けて待つ・・・。それにしても喉が渇く・・・。パリ出発時に飲み物を買えなかったし、とにかく嫌な汗を沢山かいてるし・・・。嗚呼、オニギリ食べたかったなぁ~・・・。
 搭乗30分前、日本人女性が現われたのでまた話しかけてみると、なんと同じ福岡市民☆ まさかこんな飛行機で乗り合わせるとは、ちょっと驚き。聞くと、マリの伝統舞踊を習いに、2~3ヶ月のレッスン旅に行くのだとか。西アフリカの踊りや太鼓が世界的に有名なのは知っていたけど、実は福岡にはアフリカンダンサー(日本人)が多くて、活動も活発なのだとか。それにもやはり驚いた! 彼女の名前は、美奈さん。福岡を拠点に『劇団アフリカ』という、アフリカンダンスを軸にした劇団をやっているらしい。

20071217-2.jpg
写真2)カサブランカ空港の搭乗ロビー。アフリカ各地への便は、夜中発が多いみたい。

 なんやかんやと話している内に予定よりも30分遅れて搭乗開始。ここカサブランカもすでにアフリカだけど、この飛行機が次に降り立つところが、私のアフリカ旅のスタート地点になります。長い1日はまだまだ続くけど、この搭乗を境に12月17日の〆としましょうか

 怒涛のパリ出発でした。悪魔たちの無責任な職務態度には腹が立って仕方ありませんが、到着が遅れた私も悪い・・・。次の大陸間飛行機移動への良い教訓となりました。

20071217-3.jpg
写真3)パリで食べた最後の食事は、白いご飯とお味噌汁☆ ちなみに、食べ損なったオニギリは、牛ソボロでした・・・。
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Kenko 液晶保護フィルム 3.0型

大変質は良いが、SONY DSCH-5には小さい。透明度を高くするためか、粘着力が弱く、2ヶ月くらいで角がはがれてくる。Canon G7の液晶モニターは2.5インチですが,液晶モニターの周りのガラス(?)の部分も含めると,この3.0インチ用がピッタリです。・パリ出発!!・コンパク
  • [2008/01/05 06:06]
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