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地球みちばた見聞録/第31回 

2007年4月12日掲載(西日本新聞にて)

家族40人で祝う正月

サラグス ― マシャド (イラン)


 イラン最大の聖地マシャドは、休暇を利用した巡礼者であふれ返っていました。3月21日から始まるイラン正月「ノウ・ルーズ」。混雑を承知の上でやってきましたが、甘かった。数百軒あるホテルはどこも満室。探し回った末にたどり着いたのは、改装中のホテルの管理人室でした。
 住んでいるのは経営者のアジ・ムラディさん(54)と妻ザハロウさん、そして2男から5男までの息子たち。私を家族のように扱ってくれ、夜はアジさんと末っ子ムスタファと枕を並べて眠ります。
 正月3日目(3月23日)、ザハロウさんの父で一族の長老ヤドラーさんを訪ねました。丘陵地帯の美しい農村にある長老宅では、次々に集まった親類から、握手や両ほおを寄せ合うあいさつで迎えれます。もちろん、身内でない私の体に触れるのは男性だけです。
 紅茶とナッツ、そして甘いクッキーを食べながら、ムスタファが皆を紹介してくれました。「伯父さんのムハンマッドに、その息子のハミッド。アシュラフとホセイネはいとこ。その隣がファティマとジャバッド兄弟。あの子らは、メヘディ兄ちゃんの子供でアミールレザーとアリレザー・・・」って、40人もいれば誰が誰やら分かりません!
 全員がそろったところで、居間の真ん中に大きなシートが広げられ、女性総出で調理したホレシュ(青菜と肉の煮物)をベレンジ(ピラフ)が並びました。全員が車座になっての会食です。
 「ココロ!もっと食べなさい!」遠くから、ザハロウ母さんの声が飛び、一堂大笑い。おしい料理と笑顔で満腹になったころ、私はほぼ全員の名前を言えるようになっていました。
 イランはどこも大家族。核家族化が進んだ日本では見られなくなりつつある家族の姿がここにはあります。深くて温かいきずなを感じました。

michibata31-1.jpg
掲載写真)アジアさんのおい・ハミッドさん(下)はひょうきん者。お馬さんごっこでその背中に乗った子どもたちは大喜びだった。
 (追記)左から順に、アミールレザー(2)、アリレザー(2)、イリオス(3)、ファティマ(5)、マァエデ(6)。アミールレザー・アリレザーは、ムラディ家長男メヘディの双子の息子たち。マァエデも同じくムラディ家長女マリアンの娘。イリオスは、ザハロウさんの甥の子ども(?) ファティマは、ザハロウさんの妹の娘。

RIMG3677.jpg
関連写真1)ヤドラーさんの家の屋根の上で。ムラディ家4男のマスゥード(左)と従兄弟のホセイン。夕立の後、キレイな虹が出た。

R0164051.jpg
関連写真2)ベレンジを調理中のザハロウ母さんの妹さんたち。

RIMG3671.jpg
関連写真3)一族揃っての食事会風景。女性は奥に固まって座ってます。

RIMG3662.jpg
関連写真4)男たちばかりで集合写真。これで集まった家族の半分以下です。

michibata-31map.gif
地図)サラグス ― マシャド (イラン)
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