スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

キルギス、酔っ払い警官に絡まれる 

ビシュケクで起こった災難の話をしてませんでしたね。

 事の発端は、1月8日・・・。同宿の“ヒゲさん”こと、飯田さんと一緒に、ビシュケク市内にあるタジキスタン大使館へビザの申請に行きました。トロリーバスで20分ほど、到着した大使館では、親切な領事さんが丁寧に応対してくれました。ビザの発給は、翌日という仕事の早さ!素晴らしい大使館です。申請はスムースに終了!パスポートを大使館に預け、またトロリーでサクラゲストハウスへと帰ったのですが・・・。

 宿のすぐ近くにある『GOIN』という中華系デパートを過ぎ、路地に入ったところで、2人組みの男に声をかけられました。若い方の男が、飯田さんに歩み寄ってきて、握手を求めているので、飯田さんの顔なじみだと思いました。が、違った。警官を名乗り、コートの下の制服や警察証を見せたこの男は、私たちに「パスポートの確認だ!」と言い始めました。パスポートはタジク・ビザ取得の為、今タジク大使館に預けているのでありません・・・。私は、パスポートのコピーを見せるとそれでOKだったのですが、飯田さんが言いがかりをつけられてしまいました・・・。

警官「パスポートがないなら、連行する!」(キルギス語で多分こんなこと言ってる)
飯 「だから、パスポートはタジク大使館にあるって言ってるやろう!!」
心 「こいつ、英語解らないでしょう。僕、トルクンさん呼んできます。」


 宿まで2分ほどのところまで来ていたので、私はサクラゲストハウスのオーナー夫人、トルクンさんを呼びに行きました。日本語ペラペラなので、通訳にと。たまたま玄関先にいたトルクンさんと連れて、すぐに飯田さんのもとへ戻ると、飯田さんと警官は、まだ言い合いしてる。「パスポートは大使館!」「ダメだ!」ってな具合・・・。初めにいたもう1人の男(年配)はもういませんでした。

 すぐに、トルクンさんが仲裁に入りました。キルギス語で2人が何を言い合っているのか解りませんが、どんどんヒートアップしていく会話から、どうも良くないシュチエーションのような気がしてきました。この国では、外国人はパスポートの携帯義務があるんです・・・。でも、ビザ申請してるんだから、ないのは仕方ないでしょうに・・・。どうしたものか・・・?と、しばらく傍観者をしていた私の耳に、意外な言葉が飛んできました。

 「もう!この人酔っ払ってるよ!!」とトルクンさん。えっ?酔っ払ってんの?こいつ??

 トルクンさんと飯田さん、そしてオルス・モエドノフと名乗る警官は、路地から表通りに移動しました。「タクシーつかまえますから、皆で一緒にタジク大使館行きましょう。そしたら、あの警官も納得するでしょう?」とトルクンさん。私は、さくらゲストハウスから持ち出してきた情報ノート(旅行者が書き込んだ旅情報が詰まったノート)をめくり、タジク大使館の電話番号を探しました。警官に電話させて、あの親切なタジク大使館の領事が「Mr.イイダのパスポートなら、ここにあるよ。」と言ってくれれば万事解決だと思ったのです。でも、残念ながら、情報ノートにタジク大使館の電話番号は載っていませんでした・・・。
 で、飯田さんと警官の方を見ると、なにやら更にヒートアップしてる!?警官は、飯田さんの腕を捻り上げ、道路の向こう側に引っ張って行こうとしています!「あ痛たたた!」飯田さんは、正月に雪道で足を捻挫していて、まだまともに歩けないような状態です・・・。警官にグイグイ引っ張れて行くので、私が間に入りました。

心 「おい!待てよ!落ち着け!」
飯 「腕放せよ。逃げへんっちゅうに!」
警官「来い!警察署に連れてく!!」
(多分こんなこと言ってる)

 警官の前に入り、制止しようとしていた私に、新手の男が近付いてきました。その若いロシア系の男は、警官と何か言葉を交わし握手した後、いきなり!私の顔面に平手を食らわしました!?「痛って!!何や!お前は!?」
 いきなり現れて平手ですよ?私も流石に切れかけました。警官と一緒になって、飯田さんを両方から抱えて連行しようとしているロシア系の男の服を掴んで、思いっきり引っ張りました。「おいコラ!待てよ!!」 私の言葉と同時に、ロシア人は、私に蹴りをくれました。『カァ~ン!』とゴングの鳴る音が頭の中に響きましたが・・・、ロシア人の仕草を見て、次の行動に移すのは止めました。この男、上着で隠してはいますが、ズボンのベルトの内側に拳銃のようなものをチラつかせています。「あっ!こいつも警官なのか!?」

飯 「何やねん!こいつは!」
心 「飯田さん、多分、このロシア人も警官です。」
飯 「はぁ?ポリス?」
ロシア人 「イエス!ポリスマン!」


 とうとう道路の反対側まで連れて行かれた飯田さん。そこにタクシーと一緒にトルクンさんが戻ってきて、再びオルス・モエドノフと名乗る警官と言い合いが始まりました。この警官は、やたらとテンションが高く、今にもトルクンさんを突き飛ばしそうな勢い。トルクンさんは妊婦ですから、絶対そんなことさせないよう、私は言い合ってるふたりの間に入ります。飯田さんは、腕を捕まれたまま、ロシア人に英語で色々と訴えていました。どうやら、このロシア人、片言の英語を話すようです。
 警官2人と、飯田さんと私とトルクンさん。5人が大騒ぎしてるのを見て、近くの売店のおばさんが出てきました。警官とトルクンさんの会話をしばらく聞いた後、そのおばさんも仲裁に入ってくれました。トルクンさんが言うには、この売店のおばさんは、オルスと名乗る警官の顔見知りとのこと。

ト 「なんかね、この人、飯田さんはビンラディンの部下だから、警察署に連れて行くっていってるのよ。酔っ払ってんのよ。」
飯&心 「はぁ?ビンラディンの手下??」
飯 「おい!あいつ、ビンラディンの手下だから連行するとか言ってるぞ!」
ロシア人 「はははは・・・(笑)」


 状況はハッキリしてきました。私たちは、酔っ払った警官の小遣い稼ぎに巻き込まれているのです。「見逃してやるから、○○ソム払え!」という結末が見えてきました・・・。売店のおばさんの仲裁は功を奏さなかったようで、オロスと名乗る警官は、再び飯田さんの腕を掴み上げ、ロシア人とふたりで連行しようとし始めました。三度、仲裁に入るトルクンさん。で、少し言い合った後、予想通りの結末に・・・。

ト 「この警官ね、罰金払えってよ。」
飯 「いくらですか?」
ト 「500ソムだって。」500ソム=約1500円。
飯 「そんなん払えません!だったら、警察署行きますよ。」
ト 「警察署なんか連れて行かれたら、何されるか解らないよ!この警官は、刑務所に入れるって脅してるし。」


 で、仕方なく、私の財布から500ソムを出して、トルクンさんの手から、この警官どもに500ソムを渡しました。ふたりの警官の顔が緩んだのを、私は見逃しませんでした。その嬉しそうな姿を写真に収めてやろうと、私のデジカメを取り出したところ、ふたりはムキになって撮影を拒もうとしました。そりゃそうでしょう、違法行為をしているのは、明らかに向こうなのですから。カメラまで取り上げられたら堪らないので、撮影を諦めたフリをして、その場を立ち去りました。背中を向けたまま、カメラだけ後に向けて、シャッターを2度3度切ります。写真にふたりの警官の姿が映っていたはずですが・・・。周囲は雪で覆われていたため、写真は真っ白にハレーションを起こしてて、残念ながら、何も写っていませんでした。

飯 「ムカつくわぁ~!」
ト 「あの人ねぇ、おかしなことばかり言ってたよ。ただの酔っ払いよ。」
心 「写真写ってませんでした・・・、残念・・・。写真があれば、警察に届けて、即逮捕だったでしょうに。」
飯 「あぁ~、腹立つわぁ~!!腕にアザ残ってるがな・・・、ったくもう!」


 で、宿に戻り、オーナーの疋田さんも交え4人で、事件を振り返っている内に、『日本大使館に相談しよう!』ということになりました。

20070412042340.jpg
写真)アザの残る飯田さんと、腕を掴もうとする私
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://whereiskokoro.blog34.fc2.com/tb.php/652-e8fc7e13

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。