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キルギス入国2日目に・・・ / 後編 

一つ前のエントリーの続きです。

12月28日 この旅で初めて、自転車と一緒にヒッチハイクしました。

 検問所の兵士の中で、誰が嘘を言っているのか?それはハッキリしています。あの若い兵士の両方です。年長(多分35歳ぐらい)の兵士と、上官は、部下の潔白を本気で信じていることでしょう。もう、これ以上の追求は無駄です。トラックをヒッチハイクして、オシュへ向かうことにしました。

 ここを通過する車の一部は、オシュへの道をとらずに、タジキスタンへ向かいますが、大半はオシュへ向かうはずです。昨晩、ヌラの宿で一緒になったウズベク人商人のおじさんが言っていました。「オシュに行くなら、自転車で走らずに、トラックに乗ればいいのに。ここのトラックのほとんど全部がオシュへ向かうんだよ?この先は雪道で、自転車では無理だよ。」と。その時は、自分で走る気満々だったので、断わりました。
 トラックは、5分に1台は通過するので、私と相棒を乗っけてってくれるドライバーはすぐに見つかりそうです。どうせなら、言葉が通じる方が楽なので、片言の英語でも中国語でも、意思疎通ができそうなドライバーを探すことに。検問所の手前に自転車を停め、検問待ちで停車中のドライバーに話しかけます。言葉が全く通じなかったら、それ以上は話を進めずに、次のトラックを待ちます。

 そうこうしていると、私の胸を突き飛ばした上官が、初見の部下を連れてやってきました。この部下は英語ができるようで、私が何を望んでいるのかを尋ねてきました。

心 「この検問所で腕時計を盗まれたことで、この先の走行は無理になりました。
   だから、トラックをヒッチハイクして、オシュへ向かうんです。」
兵士C「ここからオシュへ?自転車も一緒に?」 (→上官へ通訳)
上官 「だったら、お金が必要だ。ただでは誰も乗せんよ。」
心 「それは私がドライバーに直接交渉することですから、あなたたちには関係
   ありません。(お前は黙ってろ!)」
兵士C「あと30分ほどで、私たちはオシュに向かいます。その車に一緒に乗りま
    せんか?」
上官 「20ドルで乗っけてやるぞ。」
心 「高いから嫌です。そもそも、車って?あれでしょう?ルーフキャリアもない
   セダンタイプに、自転車は積めませんよ
。」

 断わりましたが、勝手に20ドルで乗せて行くつもりの上官。傍らに停めてあったセダンタイプの車のトランクから、荷物を全て取り出し、私の自転車を入れるように求めました。口で言ってもダメなら、示してあげましょう。サイドバッグを外し、自転車をトランクに入れて見せました。入りません。前輪を外して、ハンドルを取れば入るサイズでしたが、そこまでしたくありません。だいたい、20ドルも払う気はありません。
 諦めない上官は、後部座席に自転車を入れるように言いました。入れてみると、入りことは入りましたが、座る場所がなくなった・・・。この車でオシュへ向かうのは、運転手と英語を話す兵士Cと私とこの上官の4人です。これでは2人しか乗れない。

心 「わかったでしょ?だから、トラックを自分で探します。」
上官「わかった。こちらで適当なトラックを見つけてやろう!私の口利きがあれば、
   危ない目にも遭わないし、後からドライバーにお金を追加請求されることもない。
   いくら出せる?」

心 「いくらって・・・、5ドルかな?」
上官「それじゃぁ、誰も行かん!15ドルでどうだ!」
心 「そんなお金持ってないよ!今手元には、1ドル札5枚と、100ドル札しかない。
   あっ、あと、100元札。
上官「中国の金か?それで良い。」

 100元というと、日本円で1500円です。相当高いヒッチハイク料ですが、この際、これで良いかと思うようになっていました。もう気持ちが折れてたんです・・・・。それに、オシュで人民元の両替ができなかったら、無駄になるお金ですから、使える時に使いましょう。おそらくこの1500円相当のお金の8割方は、この上官のポケットに納まり、残りの2割がドライバーに渡るんでしょうけど・・・。
 ニコニコしながら、100元札を受け取った上官は、詰め所内の部下に何やら告げた後、笑顔で車に乗り込むと、にこやかに手を振りながら走り去りました。あの車がパンクかエンジントラブルで、峠を越えられないことを、真剣に祈りました。

 『山の神様!どうか、あの車に命に関わらないような事故を!!』

 で、待つこと30分、私たちを運んでくれるドライバーとやらが現れました。名前は、マフムード。彼のトラックは、私の自転車と同じ深緑色。見るからに古そうなトラックですが、この青年のお世話になることに決めました。コンテナの上に、自転車を固定し、私は運転席の隣に。助手席には、クアールベクという助手が乗り込んでいました。3人と1台を載せたトラックは、午後1時、悪徳に満ちた検問所を後にしました。

 まだまだ、長い1日は終わりません・・・

 次のエントリーへ続く。
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