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地球みちばた見聞録 / 第25回 

2007年1月9日掲載

カシュガル(中国・新疆ウイグル自治区) ~ オシュ(キルギス)

トラック青年に救われた


 昨年12月末、7カ国目となるキルギスに入りました。国境の検問所で、とんでもないことになりました。詰め所でパスポートのチェックを受けている間に、外にとめた自転車から腕時計やスピードメーター、魔法瓶などを盗まれてしまったのです。まさか国境警備の兵士たちが・・・。
 厳冬期の山岳地帯を走るために必要な装備品を失った私に救いの手を差し伸べてくれたのは、トラックの運転手。中国で仕入れた化繊生地をキルギス第2の都市・オシュへ運ぶついでに乗せてもらうことになりました。
 運転手のマフムードと助手のクアールベクはとても気の良い青年でした。ただ雪道は凍りつき、見るからに滑りやすそうです。彼らの腕を信用するしかありません。ものすごい音をたてるロシア製のエンジンは快調ですが、ブレーキはイマイチ。道中に修理を重ねながらスピードアップ!
 バックミラーに燃えるような夕焼けを見ながら、西へとひた走ります。「きれいな夕焼けだ・・・」と言いかけたところで気が付きました。夕焼けなんかじゃない!ミラーに映っていたのは炎に包まれるトラック後部。あわてて飛び降り、3人で後輪周辺に手桶やバケツで雪をかけます。
 必死の消火活動が実り、30分後にようやく鎮火。炎にさらされたタイヤは問題なさそうでしたが、後輪のブレーキ系統がやられたようです。それでもなんとか30kmを走り、修理ができそうな小さな町に到着しました。
 「ごめんな、今日中にオシュには着けなかった」。マフムードはトラックよりも荷物よりも、私の都合を気にします。そしてすぐに、私と自転車をオシュまで運ぶ仲間を探してくれました。
 2台目は200kmを走り、翌早朝、無事オシュに到着。心優しい青年との出会いと交流が、手痛い思い出を温かいものにしてくれました。

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掲載写真)標高3000m、気温は氷点下10℃。凍てついた高原地帯に、トラックのエンジン音だけが響く

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関連写真1)国境で。中国からの物資を満載したトラック。

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関連写真2)国境で。中国のトラックから、キルギスのトラックに荷物の積み替え。

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関連写真3)マフムードのトラックは、他のと比べても少しボロイ・・・。相棒・自右衛門号は屋根の上。

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関連写真4)運転中のマフムード。英語は全く通じませんが、心でなんとなく会話ができました。

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カシュガル(中国・新疆ウイグル自治区) ~ オシュ(キルギス)
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