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地獄:トルクメニスタン大使館 

2月6日 タシケント到着翌日、朝早く起きて、トルクメニスタン大使館へ向かいました。

 自転車をコーカンドに置いて、慌ててタシケントまでやってきた理由は、『ビザ申請』。ウズベキスタンの次に向かうトルクメニスタンと、その次のイランのビザを取得しなければならないのですが、いずれのビザも申請から受け取りに10日前後の時間がかかるとの噂・・・。受け取るまで、ず~っとタシケントで待ち続ける訳にはいきません。私のウズベキスタンビザは、2月26日までしかない・・・。待ってる時間が勿体ないので、申請して、一旦タシケントを離れ、1週間ほど自転車移動を進めた後、再びタシケントに戻ってきてビザを受け取るという作戦☆

 まずは、トルクメニスタンビザ。おそらく、この国のビザが、この旅で最も厄介なビザになるでしょう。
 小雨の中、地下鉄と歩きで1時間以上かけて辿り付いた大使館前には、ビザやら何やらの手続きに来た人々の列。門は閉ざされており、雨の中、のら犬のように惨めに待たされる・・・。私の2人前にいたのは、モロッコ系ベルギー人のおじさんバックパッカー。2週間前に申請して、1週間前から受け取りに来ているけど、毎日「今日はだめ!明日!明日!」と言われ続けているらしい・・・。「信じられるかい?担当官が風邪気味だからって、追い払われたんだよ!?」って・・・。まぁ、そりゃぁ信じ難い言い訳ですが、相手は悪名名高いトルクメニスタン大使館ですよ?辛抱するしかないじゃないですか・・・。
 私の2人後ろには、ヒゲもじゃの英国人バックパッカー。彼は、私と一緒で今日申請に来たばかり。「ビザの受け取りに10日以上かかると困るんだよね。俺のウズベキスタンビザは、あと10日しかないんだ。」 君も何だか大変そうだねぇ・・・。

 30分が経過・・・雨は止みません。10時から大使館の営業開始ですが、10時30分でも、門は開きません。ようやく門が開いたかと思うと、カーディガン姿の紳士が、出てきて表に停めてあった車から何かを取り出して、再び中へと戻って行った。「もしかして、今の大使かな?今起きたような感じだったね・・・。」

 1時間が経過。後から車で乗りつけたビジネスマン風の男が、1人、2人と、中へ通されました。「おいおい!俺たちゃ1時間も待ってるんだぞ!」とベルギー人のおじさん。「さっき門兵から言われたんだけど、5ドル払えば先に通してくれるってよ。」とは、ヒゲの英国人。

 2時間が経過。雨は止みそうで止みません。上着はすっかり湿ってる・・・。列に並んでいた人々は誰も中に通されず、口利き料を払った人々だけが大使館へ入っていきます。ついにキレてしまったベルギー人おじさん 「金か!?金を払わないと通さないのか!?何てあくどい連中だ!お前らはそれでもムスリムか?俺は敬虔なムスリムだ!こんな所業は正しいムスリムなら絶対にしない!国を代表する大使館の職員なら絶対にしてはいけない!!恥を知れ!恥を!!」 叫んで騒いでみても、列は進みません。
 「俺さぁ、5ドル払っちゃったよ。」と英国人青年。ビザの残り期限が切迫している彼は、門兵に頼んで、先に手続きをさせてくれるよう頼んだようです。が、賄賂を払ったのに、すぐには門を開けてくれない・・・。

 2時間半が経過! 時計は1時です。ようやく門が開き、一番前の人から、門を入ってすぐのところの手続き窓口に通されました。門の中には、3人ずつしか入れてもらえず、7番目の私は、いつまでも雨の中・・・。5ドルも払った英国人青年は、9番手から5番手に上がっただけ・・・。 「これが5ドルの効果かい!?たったこれだけかい?」苦笑いの彼の前には、怒ったっきり静かになってしまったベルギー人のおじさん。多分、門兵も彼(ベルギー人のおじさん)の前に人を入れるのを躊躇ったのでしょう。

 30分後、ようやく私の番になりました。入れ違いでベルギー人のおじさんが、「ふぅ・・・、やっともらえたよ。幸運を祈る。」と言葉少なに去っていきました。5ドル払って少しだけ早く手続きを開始していた英国人青年は、無事申請手続きを終えたようです。 「7日後の受け取りだって。ギリギリ期限には間に合うよ。」と。
 取得できるビザは、5日間のトランジットビザのみ。自転車で行く旨を伝え、最低でも7日間必要だと懇願しても、「だったら、インビテーションを持ってきて、観光ビザを申請しなさい。」と切り捨てられる。こういう旅行をしない人にはわかり難いと思いますが、インビテーションレター(招待状)ってのは、通常、旅行代理店を通して初めてもらえる書類で、お金も手間もかかる面倒なものなのです。第一、観光ビザ取得に何日かかるか、わかったもんじゃない・・・。 

 結局、5日間のトランジットビザで我慢する他ありません。受け取りは、2月12日の午後5時とのこと。ベルギー人のおじさんの例を見ていると、この日に受け取れるという保障はありませんけど。まぁ、なんとかかんとか、取得できるようです。

 午後1時半、降りしきる雨の中、傘もささずに、大きなクシャミを連発しつつ、宿へと帰りました。数日前からの風邪は明らかに悪化した模様・・・。

 トルクメニスタン大使館、もうちょっと頑張って仕事して下さいよぉ~!!
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