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まじゃる 

11月1日 やっぱり・・・、朝日はすぐには射しません・・・

 あっ!11月ですねぇ・・・、なんてこったい、11月ですよ・・・。目覚めると、日の出の時刻を回っていました。が、案の定、日はすぐには射さない。テントを張った河原の真東に大きな山があり、その向こうから上る朝日がテントに当たるのは、まだまだ2~3時間先のこと。
 今朝の冷え込みは、それ程ではありませんでした。多分、氷点下8~7℃といったところでしょう。今日の走行は、50km先のマザルという村までなので、のんびりした朝を過ごしました。オートミールの朝食を平らげた後、鍋を洗う為、スポンジを洗剤を持って、冷たい空気が漂う川縁へ。

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写真1)川には濁ったシャーベットが流れていた。

 シャーベットの氷水で鍋を洗いました。外気温は氷点下4℃。湿ったスポンジはすぐに凍りつき、鍋の表面の水も凍りつく。鍋を脇に抱えると、ジンジン痛痒い指を8本全部銜えて、慌ててテントに戻りました。早く日が射さないかなぁ~・・・。あと1時間はかかりそうなので、珍しく、朝食後に二度寝。1時間後にアラーム音で目覚めましたが、ようやくテントの上の方に日が射してる程度でした。その後、10分ほどでテント全体に光が当たりました。
 さあ!活動開始!テント内の荷物を全てパッキング。テントのフライシートを畳み、あとはテント本体だけ。テント本体はまだ少し湿っていたので、後回しにして、先に自転車とパッキング済みの荷物を道路に揚げることに。国道は河原から1~2m高いのです。先に、自転車を揚げ、道路脇に立てかけておきます。再びテントのところへ戻ると・・・。「ドッドッドッドッ・・・・ザザッ!」という音。バイク? 振り返ると、やはりバイク。私の自転車が気になるのか、ドライバーはわざわざUターンして、自転車の隣に。『まぁ、地元民には珍しいだろうから・・・』

 「サラーム!」大きな声で挨拶すると、男は河原に降りてきました。顔を覆っていたニット帽を脱ぐと、あれ?外国人?? 「凄いなぁ~!君、日本から来たの?」と英語で話しかけられました。彼は、イスラエル人旅行者でした。雲南省、四川省、青海省からチベット入りを目指し、ことごとく公安に捕まり、最後のルート(一番リスクの少ない)ウイグル自治区から、4度目の正直でチベット入りを目指しているところらしい。なんでそんなに頻繁に捕まっているんだろう?この夏の雲南省ルートの検問は、ザルだったけど・・・
 「君は同じアジア人だから、問題なくチベットに入れたんだよ。」と彼。 「確かにそれもあるけど、もうチベットは自由に旅ができると言ってもいいぐらい規制緩和されてるよ。よっぽど、運が悪かったんだよ、君は。」
 30分ほど、お互いの旅について話しました。これからアリ、更にラサへと向かう彼。もう冬を迎えてるチベットにバイクで向かうとは・・・、自転車の私が言うのもなんですけど、相当シンドイだろうなぁ・・・。バイクは座ってるだけで体が冷えますからねぇ。まぁ、1日の200km以上移動できるだろうから、キャンプの必要はないでしょうけど。

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写真2)四川省ルート失敗→バイクを購入し青海省ルートをトライ→やはり捕まって→今度は新疆から!寒いだろうけど頑張ってね☆

 彼の名前は、えぇっ・・・と、ア・・・ア・・・、アなんとか。イスラエル人の名前は子音の連続であることが多く、覚えにくいんです。ごめんね、ア・・・なんとかさん。
 さて、時計は午後1時半です。そろそろ出ないと! テントを畳んで、走行開始! 平坦な川沿いの道を、西に走ります。走り出して、2kmほどで、道班発見!昨晩あと少し頑張ってたら、道班に泊まれたかもな。残念。道班を通過した直後、後ろから、大きな音と共に、軍用トラックが来ました。通り過ぎると、あたり一体砂埃  砂埃が落ち着くのを待っていると、また後ろから軍用トラック! 2台目のトラックだ巻き上げた砂埃が治まりかけた時、3台目の軍用トラックが!?もしかして・・・・

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写真3)前を走るトラックの砂埃を浴びない程度の距離を空けて、走るトラックの列。

 トラック車間距離は、200~300mぐらい。普通車が離合できるぐらいの幅の国道ですが、軍用トラックが走ってる横を自転車で走るのは怖い・・・。通り過ぎるのを待ちますが、10台目、11台目、12台目・・・・、いつまでも車列は続きます。トラックの荷台の後ろには、大きく番号が書かれたシール。1台目は①、2台目は②、3台目は③、と順番通りに走っているみたい・・・。途切れる気配はありません。たまに、車列の間隔が開くことがあるので、その隙に少しずつ進んでは、トラックが来たら風上で停止を繰り返します。とうとう、荷台のナンバーは40番台になりました。

 『いつまで続くんだよぉ・・・・』

 幸い、50台目が最後でした。きっと三十里営房で演習や訓練を行っていた部隊が、普段の勤務地へ帰るところなのでしょう。50台のトラックが走っていた間、私が進めた距離は1km程度。遅れた分を取り戻そうと、その後はハイペースで走ります。海抜4000m以下のなだらかな川沿いの道です。1時間半で25kmを走り、午後3時半に遅い昼食。

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写真4)これは最近の昼食の定番メニュー。

 昼食は、硬いチャパティと、チョコレート味コンデンスミルク、干しヤク肉、味付きゆで卵、干し杏、というのが、このアリ以降の定番。炭水化物、糖分、動物性タンパク質、ビタミンを、きちんと考えていると思いません?今日は、三十里営房で購入したヨーグルトドリンクがあるので、更に健康的☆ アリで買ってきた大量のチャパティは、アリ出発後11日目でようやく食べ終わりました。チョコミルクと干し杏、干し肉も残り2日分ぐらい。

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写真5)道路を横切る小川を渡る。凍ってないのが、うれしい☆

 食後も快調に走り続け、凍っていない小川を渡り、凸凹だけど平坦な谷間の道をひた走りました。走行40kmを超えたところで、再び後方から、解放軍のトラック! 今度も長いのかなぁ・・・。5台が走り去り、10台、15台、20台、25台・・・『おいおい!また50台かぁ??』と思っていたら、30台目で終わりの気配。30台目のトラックは、私を見るなり急停車。助手席から若い兵士が顔を出して、私を呼びます。無視しようかと思っていましたが、思いがけないモノを手に持ってる!

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写真6)兵士がくれた飲み物3本。甘いお茶2種類とミネラルウォーター。

 笑顔で飲み物を差し出してくれた兵士に、お礼を告げると、また笑顔で「不要謝!」(いいよ、お例なんて!)と。なんて気前の良い人でしょう!!きっと湖南省人に違いない・・・。(湖南省人の話はこちら→)甘ぁ~い中国の緑茶を飲みながら、えっちらほっちら走っていると、前方に集落が見えてきました。自転車のメーターをみると、ちょうど50km。あれがマザルに違いありません。
 集落の入り口ですれ違ったタジク人らしき青年に、「ここはマザルだよね?」と聞くと、「そう、まじゃる!」と返って来ました。土地の発音では、マジャルらしい。可愛い響きなので、なんとなく平仮名を使ってみました。

 まじゃるには、ウイグル人とタジク人の商店が3件ほど、他は漢族の食堂宿が10軒ぐらい。ケバブよりも、野菜炒めが食べたかったので、漢族の食堂宿に泊まりました。

 11月に入りましたが、まだ崑崙山脈を越えきれていません。カイラースを出た時点では、11月1日にはカシュガルにいる予定だったんだけどなぁ・・・。

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写真7)まだこんな風景を走ってます。
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