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甜水海兵站 

ひとつ前のエントリーの続きです。

10月27日 日が暮れても走り続けることにしました。

 メーターは89kmを表示しています。あと10kmぐらい・・・。暗い中走るとなると、2時間ぐらいの距離です。自転車に固定している(株)キャットアイ提供のライトをオン!ポケットには、中国製の安安LEDライトを入れておきます。徐々に暗くなっていく砂利の道をゆっくり走り始めました。
 空を見上げると、三日月が輝いています。3週間前には満月の明るさに驚かされましたが、三日月も明るい!日本の街中で見る満月と同じくらいに感じられます。三日月の射す明りで、ぼんやりと白い轍が見える。時速は5kmぐらい。あまり遅すぎるとバランスを崩しますが、速いと暗闇の前にあるかも知れない危険に対処できませんから。闇夜に響くのは、自転車が砂利を跳ね除ける「ザリ・・・ザリザリ・・・ザリザリ」という音だけ。
 時折立ち止まっては、手元の懐中電灯で周囲の荒野を照らします。もしも目指す甜水海が、人の住む集落ではなく、廃墟の集落だったら・・・、自分で探さなければなりません。人が住んでるところだったら、何かしら明りがあるはずですけどね・・・。少し進んでは、周囲の確認、少し進んでは、周囲の確認・・・ 『どうしよう・・・?もうここでキャンプするか?』
 心配だった空も夕方から回復しており、キレイな星空と三日月が浮かんでいます。水はある訳だし、甜水海は諦めて、ここらでキャンプをしても良いのでは?問題は、未明の冷え込み。氷点下10℃以下の冷え込みだけです。 『・・・・やっぱり!諦めんぞ!!きっと何かあるはずだ!!』

 更に進み、メーターが95kmとなったところで、前方にぼんやりと明りが見えてきました。 『やった!人が住む集落だ!!』 疲れ果てていましたが、元気が戻ります。目測であと3~4kmといったところ。徐々に近付く明りは、集落であることを確信させる複数の光源でした。5~6棟は確実に建物があります。トラックストップでしょう、きっと!! 
 更に4kmを走り、そろそろ到着か!?という距離ですが、なかなか近付かない。どうも、あの集落は、国道から逸れたところにあるようなんです・・・。トラックストップだったら、国道から外れているはずはないけど・・・。とにかく明りを目指して、荒野を進むことに。雪が融けた後の地面は、微かに湿っており、ところどころぬかるんだところもありました。重い自転車を押しながら、凸凹の荒野を歩き、午後10時半、なんとか集落に辿り付きました!! 「おっしゃ~!!甜水海まで100km走ったぞぉ~!!」
 威勢の良い自家発電機の音が響く集落の入り口には、高い壁で囲まれた大きな建物。きっと道班(道路の維持管理の為に数十キロ毎に置かれた基地)でしょう。更に進み、小さな建物の影があるところへ。なにやら門のようなものが見えたので、入ってみると・・・

「誰だ!?」

と大きな中国語の叫び声。その声の後に、また何人かの声が続きます。「何だ!?何だ!?」 強いライトが私に当てられ、数人の男たちが駆け寄ってきました。疲れて頭が働かなくなっていた私ですが、この状況はすぐに呑み込めました。

『あぁ・・・、ここは人民解放軍の基地なんか・・・、こりゃぁ今夜はキャンプだな・・・』

 このエピソードの続きは、西日本新聞『地球みちばた見聞録』の第21回の記事をご覧下さい。予想外の展開で、このシンドイ1日が締めくくられました☆

地球みちばた見聞録・第21回は、コチラ→ http://whereiskokoro.blog34.fc2.com/#entry533


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写真1)甜水海兵站の宿舎棟。翌朝撮影。

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写真2)甜水海兵站の全景。翌朝撮影。
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