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地球みちばた見聞録 / 第23回 

2006年12月12日掲載

カシュガル(新疆ウイグル自治区)滞在中

メッカへの旅は遠く、悲しく 


 オアシス都市・カシュガルの滞在も4週間を越えました。今月3日で2年目に突入した私の旅。中国で最後の滞在地であるこの町で休養を取りつつ、今は1年目の旅の記録をまとめています。
 11月末から12月初め、ホテルはお年寄りのウイグル人客であふれていました。その数400人。外国人が珍しいのか、用もないのに部屋のドアをノックして顔をのぞいていく人もいます。「こんにちは。何ですか?」。中国語で聞いても通じず、ウイグル語で何かつぶやいて立ち去ります。
 近郊の村々から来たそうで、みんなコートに身を包んだ“よそ行き”の格好です。田舎暮らしの人々に大都市カシュガルはなじまないのか、みんな街に出ずにホテル内で過ごします。4-5人のおばあさんたちは部屋で茶話会、立派なヒゲのおじいさんは中庭で日なたぼっこ、ロビーには立ち話の輪がいくつもあります。
 彼らはある朝、8台のバスに分乗して一斉にホテルを後にしました。行き先はサウジアラビア。メッカへの巡礼(ハッジ)です。イスラム暦の12月には、彼らのように世界中からムスリムの巡礼者が集います。
 冷たい木枯らしが吹く中、バスが駅に向けて出発します。聞けばこれから区都・ウルムチを経て、飛行機でサウジアラビアへ飛ぶそうです。
 見送りの家族たちでホテル前は大混雑。ハンカチを目元にあてて涙で送り出す娘や無事を願って祈りをささげる妻子、いつまでもバスの窓から家族に声をかけ続けるおじいさん。人々はとにかくお互いが心配なのでしょう。名誉ある巡礼に出掛ける喜びよりも、悲しげな雰囲気にあふれています。
 日本で私を待つ家族や知人のみなさんは心配ご無用です。カシュガルからメッカの何倍もの距離を走る私の夢の自転車世界一周の旅は2年目もハードに、そして安全運転で参ります!

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掲載写真)メッカへの巡礼に向かうお年寄りたちと、出発を見送る家族。悲しげな雰囲気の中、別れの言葉をかけあっていた。

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関連写真1)12月3日の朝。ホテルの前は、カシュガル地区巡礼団400人と、その見送りの家族で大混雑。

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関連写真2)巡礼者たちは、地区宗教行事務委員会のスタッフから、名札を渡され、バスへと向かう。

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写真3)別れを惜しみつつ、バスが動き出した。このバスは、30分ほどでカシュガル駅に到着。その後、列車で24時間のウルムチへ。さらに、その先は飛行機・・・。40~50日後に再び同じルートを辿り、カシュガルへ戻ってくるようです。

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写真4)列車は人生で何度目でしょうか?おそらく大多数の人々にとって初めてでしょう(カシュガルに線路が乗り入れたのは、つい最近です)。飛行機なんて、乗ったことも見たこともないでしょう・・・。ウイグルの田舎で大活躍しているのは、このロバ車。おじいさんたちがいつも乗っている乗り物です。

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写真5)カシュガルにある新疆最大のモスク、エイティガール・モスク。金曜日の集団礼拝では、数千人が一同にお祈りをする。 巡礼団が向かったのメッカ、カーバ神殿では、世界中からの巡礼者100万人以上が一同に集う。

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カシュガル(新疆ウイグル自治区)滞在中
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