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地球みちばた見聞録 / 第22回 

2006年11月28日

アクサイチン ― カシュガル(新疆ウイグル自治区)

顔が語る東西交流の歴史 


 ふたこぶラクダの群れが、乾いた大地をゆっくり歩いています。極寒のチベット高原を抜け、ついにシルクロードに乗りました。
 「アッサラーム・アレイコム!」
 タリム砂漠のオアシス都市・カシュガル、人々は笑顔でイスラムのあいさつをしてくれます。返す言葉は「ワ・アレイコム・サラーム」、どちらも「あなたに平和がありますよに」という意味です。
 ある日、同宿のフランス人旅行者に連れられ、私の部屋にウイグル人の学生(19)が訪ねてきました。青い瞳の彼は英語の勉強中で、通りを歩く外国人に声をかけて練習しているのだとか。
 「英語は1年前から勉強しています。中国語は4年やりましたが、得意じゃない」。そう話す彼の母語はウイグル語で、ウイグル文字は漢字ともアルファベットとも違う。全く異なる言語である漢語を習得するのはとても難しいことなのです。
 町の食堂では、「ラグめん」というシルクロードの代表的なめん料理に人気があります。トマトソースのうどんで、まさに東西融合の料理です。ウイグル人でにぎわう食堂で、向かいの青年に話しかけられました。
 彼はとても流ちょうな中国語で話しますが、聞いてみると地元のウイグル人。会話の速さについて行けず、筆談で説明を試みると、「ごめん、この漢字は知らない」。話せても、やはり漢字はやっかいなのでしょう。自治区として中国に取り込まれ、中国人として生きることに苦労しながらも、彼らは独自の文化を守り続けているようです。
 頭髪は地毛で金髪から真っ黒までいろいろ。彫りが深いヨーロッパ風の顔だちも、あっさり顔もいる。この町で擦れ違う人々の姿は、長い時間をかけた東西交流の証しです。私の旅も来月3日で丸1年。この先の出会いに期待しつつ、さらに西を目指します。

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掲載写真)カシュガル旧市街地で出会ったおじいさんたちの顔には、東西交流の長い歴史がにじんでいるように思えた。

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関連写真1)チベット高原の北縁に横たわる崑崙山脈越え。越えてきた山々を見ながらの昼食。

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関連写真2)崑崙山脈の深い谷で、出会った初めのふたこぶラクダ!!思わず写真に撮ってしまった。「おぉ~!!シルクロードだぁ~!!」

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関連写真3)タリム盆地の南縁。カシュガルまであと100km。バザール(市)へ向かう『ロバ車』の長い列。5kmは続いていました。

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関連写真4)バザールへ向かうロバ車の列の中には、こんな乗り物も。『ラクダ車』

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関連写真5)カシュガル旧市街(ウイグル人街)で、新疆特産のハミ瓜(ハミクワ)を売るおじさん。これが美味いんです!!

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アクサイチン ― カシュガル(新疆ウイグル自治区)

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