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アリまで一気!! 後半 

10月12日 アリまであと100kmちょっと・・・。でも、いけるでしょう!アリ手前の数十kmはアスファルト舗装っていうじゃないですか!?

 お粥をタップリ食べて、出発準備。結露でテントが少し湿っていましたが、乾ききる前に撤収。今日中にアリに着くのであれば、湿ったテントと寝袋を使う必要はありません。今夜は、布団で寝るんです。10時、再び国道に乗り、北へ向かって走行開始!!

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写真1)今日も路面はソコソコ良い。このような路面は、アスファルトを入れる直前の状態。道路脇の側溝の整備や、道路にかかる短い橋の整備が済むと、アスファルトを敷く。

 夏場・雨季の盛りにこのあたりを走ったスイス人サイクリスト夫婦のマイヤ&マルセル(コチラ→http://whereiskokoro.blog34.fc2.com/blog-date-200611.html#entry460)は、「アリ手前の工事区間は大変だった!」と言っていましたが、10月に走っている私には快適な道。昨日のパル以降、路面はそこそこ良い状態が続いているのですが、ところどころで道路が寸断されているのです。道路の西側の山からは、小さな川が何本も流れ出しています。その川を横切る為、2~5mの短い橋を架ける必要がありますが、橋脚だけで、まだ橋桁は乗っていない。そういう場所では、高さ2~3mの国道から下に降りて、小川を渡り、また向こう側で高さ2~3mの国道に上がらなくてはなりません。幸い、今の時期、川の水は減る一方。幅1~3m程の浅い川は、自転車に乗ったまま渡れますし、川床に水のないところもあります。 雨季は、水量も多かったでしょうし、道路脇の斜面もぬかるんでいたのでは?

 砂利の道を20kmほど走ると、小さな峠が見えてきました。この峠を越えると、アスファルトが待ってるらしい! 上りに差し掛かったところで、前方から自転車! ドイツ人サイクリストでした。パキスタンから走り始め、カシュガルを経て、ラサまで、3ヶ月半で走る『休暇』だそうです。休暇って・・・、3ヶ月半も!?いいなぁ~ヨーロッパ人・・・。彼が言うには、「この先は、スベスベのアスファルトだよ。悪路を走り続けてきた君は、きっと路面にキスしちゃうね。」

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写真2)キスはしませんでしたが、頬擦りはしちゃいました

 峠の向こう側には、真新しいアスファルトの道!!思わず、頬擦りしちゃいました。峠の反対側の中腹から、一気に下ります!時速は65kmを記録。いやぁ~!やっぱりアスファルトは快適だなぁ~!!
 坂を下ったところに、ナムルという小さな村がありました。ここで昼食のつもりでしが、国道沿いの食堂にはインスタントラーメンしかなかった・・・、今日も行動所で誤魔化すことにしました。カバンに残っていた不味いチョコを全て平らげ、最後の2袋分の圧縮干糧を平らげ、飴玉を常に銜えて糖分補給。

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写真3)平らで滑らかなアスファルト舗装では、時速30km近いハイペースを保てる!!ぐんぐんアリが近付く!!

 アスファルトになって30kmぐらいを一気に、ノンストップで走りました。ここまでの走行は48km。日没まであと4時間で、50kmちょっと。余裕です☆ ペースを落としても、大丈夫そう。ちんたら流していたら、前方から本日2人目のサイクリスト登場。「やぁ!凄い装備だねぇ!ラサから来たのかい?」という彼はフランス人。中国で揃えた自転車と装備で、新疆からチベット、ネパールまで走るんだとか。彼が言うには、「アリまであと50kmだよ。君みたいに、すでに鍛え上げられたサイクリストなら、峠越えも簡単なんだろうね。」って・・・、「えっ!?峠があんの!?」

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写真4)ありましたぁ~・・・。200mほど登った地点で振り返る。あと300mぐらい登る・・・。

 アスファルトの快適な峠は、時速10km前後でスイスイ登れます。が、この時、私はとんでもない状態にありました。喉がカラッカラなんです。大きな峠があるなんて知らなかったので、水の用意が少なかった上、途中に飲み物を買えるところがありませんでした。この新しい道は、従来の道とは違うところに作られており、道路脇に商店や村が殆どないのです。途中、澄んだ川がありましたが、『まぁ、この先に村か、道路脇の売店か、あるだろう。コーラ飲みたいし、川の水はいいや。』と素通りしました。結果、全く水分補給ができないまま40km、2時間半の道のりを走っているのです・・・

 声出ないほどカラカラに乾ききった喉を、飴玉で微かに潤します。峠の頂上付近、とうとう耐えかねて、すれ違った車を止めて「水持ってない?」と聞きますが、「ないよ」とそっけなく行ってしまいました。もはやこれまでか・・・、と思っていたら閃いた 『そうだ!梨があるやんか!!』 バッグから洋梨2個を取り出し、なるべく沢山水分を取れるよう、皮を薄ぅ~く剥いて、手に垂れた汁さえ舐めながら、2個の梨を貪りました。なんてジューシーな果物なんでしょう☆ 持ってたのが、バナナじゃなくて良かった・・・。

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写真5)峠の向こう側は、長ぁ~いダウンヒル!!

 峠の頂上は標高4600mほど。目指すアリは標高4100m。標高差500m、距離にして25kmです。頂上で上着を整え、手袋を絞め直し、サングラスのレンズをオレンジ色の夜用に換え、さぁ!ダウンヒル開始!! 滑らかな路面は、適度な傾斜で、カーブも緩やか。ノンブレーキでどこまでも行けそう! しかし、どこまでも加速するのは怖い・・・。一度時速50kmでコケたことあるんで・・・(コチラ→http://whereiskokoro.blog34.fc2.com/blog-entry-271.html
 前方の路面の段差や石に注意しながら、上体を落として、グングン加速・・・、メーターの表示を見ると、68km/h? ・・・69!・・・70!・・・71!・・・72!!・・・73!? 恐ろしくなってきました。徐々にブレーキを入れ、時速55kmまで落としました。坂を下り終えたところで一旦停車し、メーターを確認すると・・・

 最高時速は74.8kmを記録していました!!過去最高記録です!  


 日没まであと1時間。平均時速50kmオーバーの超高速ダウンヒルで一気に距離を稼いだので、日没前にはアリの町に着くでしょう。サングラスを夜用に換える必要はなかったな。ダウンヒルの途中からアリの町並みが見えていましたが、徐々に近付いてくるその町は、想像以上に大きな町。最後の10km、力を振り絞り、時速25kmで一気!明るい内に、アリの町に入りました。宿は、友井さんが勧めてくれた『藍天招待所』ドミトリー20元なり。

 荷物を解いて、早速、宿に隣接するシャワー屋へ! ティルタプリで洗えなかった体を2度3度ゴシゴシ。恐ろしいほど垢が落ちました。すっきりしたところで、夕食へ。宿から出掛けようとしたところ、受付に知ってる顔が2つ!?カイラースで一緒だった、古林さんと修さん!!今朝、バスでタルチェンを出て、今着いたとのこと。夕食は、3人揃って中華食堂へ。

 食後、インターネットカフェへ。久しぶりの通信です。なんで、こんなに頑張ってアリまで急いだかというと、通信の為。連載原稿などの通信が滞っていたので、ちょっと頑張ったのです。

 のんびり景色を眺めながら走るは大好きですが、たまにガムシャラに走るのも気持ちよいもんです。
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