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地球みちばた見聞録 / 第15回 

2006年8月8日掲載

シャングリラ(中国・雲南省) ~ ゾゴン(チベット自治区)

海抜5千㍍のテント暮らし

 雲が真っ青な空を流れ、間近に純白の雪山がそびえる。そして深い谷は奈落へと続くかのようだ。これまで体験したことのない圧倒的な大自然です。海抜4千-5千㍍のチベット高原は静かな峠道が延々と続き、自分の激しい鼓動だけが聞こえます。
 無人の野山かと思えば、どこからともなく人が歩いてきました。一体どこから?と辺りを見回すと、雪解け水が川になったばかりの小さな流れのほとりに、黒い塊が見えました。遊牧民のテントのようです。
 「タシデレ!」
 にこやかに歩み寄って来たのは、十代中ごろの少年でした。なまりの強い中国語であれこれ尋ねてきます。ちょうどお昼時だったので、道路脇で即席ラーメンを作ることにしました。ガソリンこんろと鍋を出し、小川の水をろ過してお湯を沸かす。少年はその様子を間近でまじまじと見つめています。
 熱視線を感じながらの食事を終えると、彼がテントに招いてくれました。テントに近づくにつて、独特のにおいが立ち込めます。そう、以前バター茶で堪能したヤクの乳です。待っていたのは彼の母親。どうやらバターを作っている最中のようです。チベット語で何か言うと、軒先にある乾燥させたヤクのふんを持って、テントに入っていきました。薪の少ないチベットでは、ふんが大切な燃料です。
 テントをのぞくと、お母さんは大きな鍋と格闘しています。少しだけその様子を見学していましたが、強烈なにおいから逃げるように自転車に戻ってしまいました。
 昼食で使ったこんろと鍋を片付けていると「これちょうだい!」と少年のおねだり。ごめん、これがないと僕はチベットを旅できなくなるんだ。
 ある意味では私も遊牧民のようなものですが、自転車にヤクのふんを積んで走るわけにはいきませn。残念がる少年に見送られ、再び峠の頂を目指して出発です。

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掲載写真)ヤクの毛で編んだ黒いテントで生活するチベットの家族。このお母さんがつくったヤクのバターが辺りに独特のにおいを放っていた。

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関連写真1)標高5008mの峠、頂上まであと100m程!
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関連写真2)草原で干しているヤクの糞。糞を集めて、手の平サイズに伸ばし、日に当てて乾燥させる。

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関連写真3)遊牧民は必ず犬を飼っている。獰猛で有名なチベット犬。番犬として飼われているので、よそ者にはかなり攻撃的。

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シャングリラ(中国・雲南省) ~ ゾゴン(チベット自治区)
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