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野生動物の世界 

9月24日 カイラース手前最後の峠マユム・ラを越えた後、遠くにカイラースが見え始めるらしい・・・。

 マユム・ラ、海抜5200m付近で迎えた朝はやはり冷え込みました。朝食用に濾過して鍋に入れておいた水に氷が張っていました。テントの中で氷が張るってことは・・・。あっ、やっぱり!?外に置いていた給水用のポリタンク(2.5リットル)は、半分以上凍っていました。蓋を開けて傾けても、口の周りが凍っているので、水が出ない・・・。ガン!ガン!ガン!と石や拳で、氷を割り、冷た~い氷水がチョロチョロと出てきました。この氷水は、濾過して昼食用に。

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写真1)マユム・ラ東側斜面。左に見えてる黄色とオレンジ色のは、私のテント。凍った結露を溶かす為、しばし日に当てる。

 出発の準備が整ったのは、10時30分。やはり、出発が遅くなります。まぁ、ここチベットの時計は、本来の時間から2時間ぐらいずれていますからね、本来あるべき時間は8時30分ぐらいかな。そう考えると、けっこうな早い出発です。どういうことかと説明しますと、中国は、こぉ~んなに広い国土の国なのに、標準時が1つしかなく、それは(もちろん)北京の時間なのです。アメリカ合衆国みたいに、複数の時間帯を設けるべきでしょう。まぁ、チベット人はあまり時間に左右されない生活を送っているので、必要ないかも知れませんが・・・。ちなみに、新疆ウイグル自治区では、非公認ですが『ウイグル時間』という北京時間マイナス2時間の時計が使われています。

 峠の頂上を越えると、お楽しみのダウンヒルですが、マユム・ラの西側斜面は、下っては少し上って、下ってはまた少し上るといった具合。大変と言う訳ではありませんが・・・、『あぁ~、一気に下りてぇ~!』 徐々に標高を下げ、開けた平原に出ました。遠くには、湖の湖面がキラキラと輝いています。

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写真2)あっ!湖だ!

 湖が見え始めてから、湖畔に着くまでが意外と遠かった。湖畔と言っても、道路から300~400m離れていて、わざわざ自転車で水際まで行くのは面倒・・・。今朝濾過した水を使って、道路脇で、ラーメンを3袋調理。ラーメンの昼食にも飽きてきたなぁ・・・。食後、鍋を洗う為に湖まで行くかどうか?迷いましたが・・・、良いことに気がつきました。『今朝、ポリタンクの中で凍り付いていた氷が解けとっちゃやないと?』タンクを振って見ると、「ちゃぷん!」と水の音。そういえば、走ってる途中から、ガシャガシャと氷がタンクの中で撥ねる音が聞こえなくなったっけな。

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写真3)昼食のラーメンと湖。

 午後3時走行再開!すでに向かい風の時間。徐々に強くなる風の中を、西へ。パルヤン以降、のどかな草原地帯が続いていて、たまにチベット人の家が見えていましたが、マユム・ラを越えてからは、ほとんど人家を見なくなりました。代わりに、見る機会が増えたのが、鹿の群れ。草原に目を凝らしていると、遠ぉ~くに鹿の群れが。ガゼルのような小型の鹿と、奈良にいるような大きさの鹿、2種類見ました。私の姿を認めるなり、すぐに逃げ出してしまいます。草原を走る鹿の姿、写真に収めたかったのですが、あれを撮るには数百mmの望遠レンズが必要。

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写真4)こんなところ走ってまぁ~す。

 上の写真は、道路脇の平原を走っていた時のもの。地面が硬い場所では、ガタガタの道路を走るより、平らな平原を走った方が楽☆ こうした平原を走っていると、場所によって小さな穴がボコボコと空いてる場所があります。ネズミやマーモットの巣です。タイヤの音を聞いて、ネズミやマーモットが慌てて、穴に逃げ込む姿は可愛らしい。たまに、巣穴を陥没させてしますことがありますが、まぁ・・・、仕方ない「あっ!ごめん!頑張って、また掘ってね。」 私が道路を走れば良いんですけどね・・・、それは疲れる。

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写真5)これがマーモット(と誰かが言っていた)。大きなネズミみたいなの。チワワぐらいのサイズ。

 日が傾き始めた頃、地平線の向こうに、大きな山が見えてきました。 『もしかして、カイラース!?』と期待しましたが、あのシルエットは違うみたい。山頂付近が雲で隠れていましたが、カイラースでないことは確か。方角的に言うと、ナムナニ峰(7694m)でしょう、きっと。マナサロワール湖を挟んで、カイラースの反対側にある山です。右手(北西方向)の地平線に目を凝らしますが・・・、カイラースは見えない。まぁ、明日にはマナサロワールに着きますからね、明日からはカイラースが拝めます。

 きれいな川で給水の後、日没まで走り続け、川岸の草地にテントを張りました。オレンジに輝く西の地平線には、雲がとれたナムナニ峰。野菜スープの夕食の後は、満点の星空を堪能。
 今日は、野生動物を楽しむことができました。チベットは、不毛の大地のようでいて、多くの生命が息づく野生の楽園なのです。いや、『楽園でした』と言うべきかな・・・?近年、野生動物の生息数は激減しているんだそうです。

 この豊かな大自然をいつまでも保って欲しいものです・・・。 


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写真6)夕方に撮影したナムナニ峰。日没後、クッキリとシルエットが浮かんだ。
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