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西チベット、悪路の洗礼 

 9月13日に到着した国道219号線上の町・サガから西へ走ります。この国道219号線は、ラツェから始まり、このサガを通過し、聖地カイラースを経て、西チベットの中心都市・アリを抜け、無人のアクサイチン高原を越え、新疆ウイグル自治区のカールギリック(叶城・イエチョン)まで続いています。全長は2100m程(たしか)の内、チベット自治区内は1375kmで、その平均海抜は4500mをゆうに越えます。

 世界で最も標高の高い幹線道路であることは間違いありません。しかも、その大部分が未舗装道路。人口が希薄な西チベット、無人のアクサイチン、その後も人口希薄な崑崙山脈周辺を抜けます。世界で最も厳しいサイクリングルートです。


 9月16日、いよいよ西チベットの悪路へ漕ぎ出しました!!

 とりあえず、170km離れた新・仲巴(ニュー・ドンバ)という町まで3日(2日半)で走るつもりで、サガの町を出発。サガの町は500mほどのメーンストリートだけ舗装されていますが、町を出るとすぐに未舗装に。走り始めてすぐに小さな峠(4700m)があり、そこを越えると、なだらかな平原になりました。遠くに山が見えますが、万年雪を被ったような高峰は僅か。5000~6000m台の山が平原の北と南に連なっています。

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写真1)峠で出会った少年たち。サガに買い物に行くとこらしい。

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写真2)美しい湖を見ながら、西へとひた走る。

 路面は、ガタガタの悪路。場所により、深い砂、大きな石、砂&石のミックス、さまざまです。走りにくいと言えば走りにくいですが、想像していたよりも酷くはない。私は海抜4000mだろうが、5000mだろうが、空気の薄さは然程問題ではありません。路面がこの程度だったら、なんとかなるかも・・・。ラサで出会ったサイクリスや、マイヤ&マルセルは、「西チベットでは1日60kmが限界だったよ。」と口を揃えて言っていました。『よっし!俺は1日70kmペースで走ってやる!』
 「心はストイックな走りをしている」と他のサイクリストによく言われます。私はそんな自覚はありませんが、人が言うんですから、そうなのかも。ストイックなんだったら、そうじゃない人より多く走れるやろう!と思っていましたが、甘かった・・・
 サガ出発が遅かった為もありますが、午後6時、日没の2時間前ですが、まだ走行距離は45kmほど・・・。なかなか距離が伸びません。タラタラとゆっくり進んでいると、中国人サイクリストのおじさん(65歳!)とすれ違いました。中国全土をくまなく走り回っているんだとか。おじぃさんの話しによると、この先は道が酷いらしい・・・。日没までに、なんとか70km走ろうと気合いを入れ直しましたが、情報通り、50km地点で路面が大変なことに・・・。なんだよ!この石!!デカ過ぎだろう!!
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写真3)なぁ~んじゃ!こりゃぁ~!! 

 結局、初日は60km走ったところでタイムアウト。川で水を汲んで、道路脇にテントを張りました。道路から20mほどしか離れていませんが、道路より3~4m高くなっているので、車の運転手にも気付かれないでしょう。夕食は、ジャガイモ炒めとインスタントラーメン2袋で簡単に済ませました。満点の星空でしたが、星を楽しむのはまた今度にしよう・・・。「明日は、早起きして、70km走ってやる!」早めに床に就きました

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写真4)中国を走り続けて6年!65歳のサイクリスト。 


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