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地球みちばた見聞録/第7回 

2006年4月11日掲載

遂渓(中国)―ホーチミン(ベトナム)

高額新車バイク“洪水”の秘密

 3月中旬、この旅3カ国目となるベトナムに入りました。首都ハノイでいったん自転車を降り、南部のホーチミンまで列車に自転車を乗せて移動。日本から来た妹とベトナム南部を旅行するため、一休みです。
 ホーチミンの街は厳しい暑さで、首都ハノイをしのぐ都会です。何と言ってもすさまじいのは通りを襲う朝、昼、夕のバイクの大洪水です。3人乗り、4人乗りも平気。ヘルメットなし。信号を守らないのに、接触することなく器用に走ります。いずれ自転車でこの渦中を走ると思うと・・・。
 人とバイクであふれ返るホーチミンを離れ、メコン川流域の農村を訪れました。しかしココナツやバナナの広大な畑と水田を縫う狭い田舎道も、やはりバイクだらけ。そして意外にも、新車が多いんです。価格は日本車だと約20万円とか。
 なぜ月収の10倍もするバイクがこんなに?ホーチミンのカフェで出会った会社員、タイ・ゴーさんが教えてくれました。タイさんは1980年代に米国に移住したベトナム人。休暇を利用して、初めて母国へ帰省したそうです。ロサンゼルスの電話会社に勤めながら、母国の親戚に毎月1000ドル(約12万円)を送金しています。
 「僕のように米国で暮らすベトナム人は、カリフォルニア州だけで50万人以上いるよ」とタイさん。ベトナム戦争終結後に海外へ亡命した多くの人々が、母国へ送金を続けているそうです。
 高価なバイクの影には、タイさんのように親類と離れて海外で暮らす人たちの姿が隠れているのでしょう。彼らにはバイクは単なる“足”ではなく、家族のきずなの証しなのかもしれません。
 タイさんは「これから故郷に行って、親類を訪ねるよ」と顔をほころばせます。なにしろ20年以上ぶりの故郷です。一族の稼ぎ頭を熱烈に歓迎する人々の姿が目に浮かびます。中には、また新しいバイクをせがむ若者もいるかもしれません。
 私もしばしの休息を追え、再びハノイに向け自転車に乗ります。「一族の宝」である、新車バイクを誇る若者たちは得意満面で、スピードも段違い。くれぐれもはねられないよう、気をつけないと。

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掲載写真)二輪大国ベトナム・ホーチミンの帰宅ラッシュ。自転車もバイクも、一斉に大通りを駆け抜けてゆく。

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関連写真1)メコン川(後江)の渡し舟。カーフェリーというか・・・、これじゃ『バイクフェリー』?

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関連写真2)新車っていくらぐらいなんだろう? ちょぃと、YAMAHAのショップを覗いてみました。 

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遂渓(中国)―ホーチミン(ベトナム)

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