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地球みちばた見聞録/第5回 

2006年3月14日掲載

張家界―香港(中国)

複雑交通事情に警官の助け

 中国に入ってほぼ2カ月たった2月18日、自転車はついに特別行政区・香港に到着しました。境界線をまたぐと、車道はこれまでとは逆の右側通行に。ここは中国ですが、中国とは違う街です。
 過去に何度も訪れて慣れているはずでしたが、自転車で来たのは初めて。到着早々、トラブルです。方向感覚だけを頼りに走っていたら、いつの間にか高速道路に入っていました。料金所がなく、気付かなかったのです。
 1kmと走らずに、私を呼び止めたのは怒り心頭の白バイ警官。しかし事情を説明すると、彼の表情は一変。「香港の道は複雑だから、私が案内しよう」。初体験の白バイ先導で約10km以上を走り、海岸沿いに整備された自転車専用道路の基点にたどり着きました。
 専用道路の延長は10km弱で、市民が思い思いにサイクリングを楽しんでいます。こんな道が日本にもあればいいのに・・・。そんなことを考えていたら、人々が集まってきました。白バイとともに現れ“国賓”のような扱いの私に驚いたようです。
 「自転車で世界を旅しています。今日は120km走ったんですよ」。しかし、返ってきたのは、「それってすごいの?」という意外な反応。確かに、面積わずか1100平方km(佐賀県の半分以下)で、起伏がある土地の香港の人々には、日ごろ120kmの移動なんてあり得ず、実感が持てないのでしょう。「この自転車道の10往復分ぐらい」と説明し、どうにか分かってくれたようです。
 間もなく、背後からスピーカーの大声が上がりました。「気をつけたな!」振り向くと、あの警官です。名前を聞き忘れたことに気付き、走り去る彼を慌てて追いかけました。しかし、白バイに追いつけるわけありません。
 激しい交通量と、狭くてややこしい道。決して自転車に優しくない香港ですが、警官の意外な温かさに触れることができました。〈安全運転が、彼への恩返しだな〉。そう思いながら、この街では唯一快適といってもよい自転車道を走りました。

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掲載写真)郊外に整備された自転車道沿いにはレンタルサイクル店があり、週末サイクリングを楽しむ若者たちが集まっていた。 =香港。

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関連写真1)先導してくれたお巡りさん。

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関連写真2)九龍半島の先端から、香港島を望む。九龍の街は車と人で溢れ、とてもまともに走れたもんじゃなかったです・・・。

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張家界―香港(中国)
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