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北から射す太陽 

2010年09月03日 南半球の旅、スタートです☆


 8泊したキトを出発します。一時は固形物が飲み込めないくらい痛かった喉も、ちょっとイガイガする程度に回復しました。咳はでません。ちょっと、イガイガするだけです。あまり無理はしないように、様子を見ながら走るとします。

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写真1/左)学生旅行シーズンだというのに、ぜんぜん学生に会わないなぁ~…と思っていたら、最後の2日間で3人やって来ました。3人とも大学院生。「おいおい、研究は!?」なんて突っ込みつつも、楽しい交流を持てました。で、その3人に見送られて宿を出発!
写真2/右)サン・フランシスコ広場前にて。左手奥にあるクリーム色の建物が泊まってた『ホスタル・スクレ』悪い宿ではないのですが…、共同キッチンに置いてる私物(食材)がなくなったり、冷蔵庫に入れてるヨーグルトが減ってたり、屋上に干してる洗濯物がなくなったり…。よほど大きなネズミが住んでるようで、嫌ぁ~な感じで、モノがなくなることがあります。シングル1泊3ドルと激安で、手癖の悪いバックパッカーも泊まってたりするので、私物の管理は要注意!

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写真3/左)人口100万人超のキト、やはり脱出にも一苦労です…
写真4/右)キト市の南は緩やかな登り。海抜3200mくらいまで緩やかぁ~に上ります。



 薄い雲の上にぼんやりと輝く太陽は、今日も北の空から私を見下ろしています。


 ん?

 北?? 南だろ!? って??

 いいえ、北ですよ?


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写真5/左)市街地を抜け、海抜3200mくらいまで登ってきました。進行方向は南
写真6/右)道は左に大きく折れ、パンアメリカンハイウェーに合流後、右に大きく折れ…。進行方向は南

 うぅ~ん…、太陽の話をしたかったのですが、お日様が顔を出してくれませんねぇ~…。まぁ…、いいか。

 

 ●太陽の話です。

 北半球にある日本を照らす太陽は、東から昇り、南の空を横切り、西に沈むものですよね。

 でも、南半球を照らす太陽は、東から昇り、北の空を横切り、西に沈むものなんです。



 知ってました?あ、知ってる…。でしょうね…。まぁ、私も知ってましたよ、もちろん。

 
 でも、知ってても、これに慣れるのには時間がかかりました。

 
8月頃まで、私、ふと方位が解らなくなることが何度かありました…。『伝書鳩並みの俺の方向感覚が…!?狂ってしまった!?』 これは本人的には、ちょっと悔しいことなんです(笑)



 私、コンパスがなくても、『時計』と『影ができる程度の日差し』があれば方位が解ります。いつも日の出の時間は頭に入ってますし、滞在国の標準時や経度なも概ね頭に入ってます。“正午に太陽は南中する”。これ、小学校で習いましたよね? “南半球では、正午に太陽は北中する”になりますね。時刻と太陽の位置から方角を割り出す。まぁ、簡単なことですよ。

 日の出直後の太陽の位置は『東』ですよね。正午の太陽の位置は『南』。日没直後の太陽の位置は『西』。日の出と正午のちょうど真ん中の時間の太陽の位置は『南東』。正午と日没のちょうど真ん中の時間の太陽の位置は『南西』。これが北半球の基本。
 さらに、春分・秋分の太陽は『真東』から登り、『真西』に沈む。夏至の太陽は、高緯度地域になるほど『北寄りの東』から登り、『北寄りの西』に沈む。冬至の太陽は、高緯度地域になるほど『南寄りの東』から登り、『南寄りの西』に沈む。これも北半球のことね。
 こういう基本的なことを、しっかり頭に入れておくだけで、概ね方位・方角が解るようになります。難しく考える必要はありません。基本的な知識の反復確認と、日々の観察で、この『方位認識能力』は身につきます。私、世界で太陽の下を走り始めたときには、すでにこの能力を有していました☆ 以後、それは磨き上げられ、精度は高まるばかりです…。いや、でした…、か…?



 磨き上げられた能力ゆえに、誤作動を起こすこともあるんですね…



 6月頃から私の方位認識能力・方向感覚に、誤差が大きくなってきました…。それでも、普通の人よりは鋭かったとは思うんですよ?でも、普段の精度が高いだけに、ちょっとした誤差が大きく感じてしまうんです…。
 6月22日、北半球の夏至です。その頃、私はニカラグア南部に居ました。北緯12~13度付近。そこは、北回帰線(北緯23.26度)より南の地域です。この時、すでに太陽は、私から見て北側の空に上るようになっていました。
 なぜなら…。夏至の太陽は、北回帰線の真上に南中するから。夏至に北回帰線より南側から真昼の太陽を見ると、北側の空に見えます。加えて…。春分と秋分(南半球の春分)の太陽は、赤道の真上に南中(=北中)し。北半球の冬至(南半球の夏至)の太陽は、南回帰線の真上に北中します。


 さて? ついてきてますか? 話しがややこし過ぎやしませんかね…?大丈夫??


 6月下旬以降、私は北の空を横切る太陽の下を走り続けてきたのです。

 『太陽は南の空を横切る』それを大前提に私の頭は方位・方角を認識していました。それが、急に北になった…。



 おまけに、熱帯の太陽は、ただでさえ高ぁ~い空に上ります。南寄りの空でも北寄りの空でもありません、ほとんど天空の真ん中に上ります。足元にできる影はとても短い…。私、太陽だけで方位を見ているわけではありません。どちらかと言うと、影ができる位置の方が方位確認には大事です。で、その影がとても短い…。酷いときには、太陽はほとんど天空の真ん中にいて、影ができない…。


 こういう状況下では、私の自動方角認識能力は発揮されません…。普段は、とくに考えなくとも方角が判るのです。でも、こういう状況下では、考えても解らないんです…。


 さてさて、ご理解いただけましたでしょうか…?私の苦労…。意外に思われるかも知れませんが、私、これまで、北回帰線~赤道の間を夏至前後に旅したことがありません。東南アジア・インドシナ半島あたりもこの地域に該当し、時期によっては太陽が(若干)北の空に上ってたりもしますが…。私、6~7月にインドシナに行ったことはありません。


 まぁ、大袈裟に長々と説明してきましたが…。結局、何が言いたかったのかと申しますと…

 方向感覚が良すぎるのも、時には困りもんですね… ということ



 さて、今日の走行に戻りましょう。

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写真7/左)こういう薄曇りの日でも、太陽の位置はボンヤリとわかりますよね。もう北から射す太陽には慣れてますから、頭の中で南北を自動的に逆転させて…、今では方位、ちゃんと解ってますよ
写真8/右)お昼ごはん。カルド・デ・ガジーナ(鶏肉のスープ)。そういえば、独り飯は1ヵ月半ぶりですねぇ~…。

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写真9/左)海抜3450m。今日の最高所。そろそろ左手に…。
写真10/右)あ、ダメだ…。コトパクシ山と言って、富士山のような形の美しい火山(海抜5,897m)があるんですが…。雲の中ですね。全く見えない!残念…

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写真11/左)今日の目的地ラタクンガまであと少し。どうやらここは軍隊の基地のようですが…。あの海賊旗みたいなのは何でしょ!?
写真12/右)90km走って、ラタクンガに到着。コトパクシが近いからでしょう。火山噴火時の避難場所案内の標識がチラホラ。


 南半球の初走行でしたが、終日の薄曇でした…。

 明日は、北からの温かい陽光を浴びながら、のんびりと走りたいもんです。



 データ / Quito(2850m) ~ ゆるやかな峠(3450m)~ Latacunga(2750m) / 走行90km
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