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アリ!話を聞け!! 

2007年05月22日 「ねぇ、アリ、最後まで話を聞いてくれんかなぁ・・・?」

 ビトリスの中心部をプラプラと歩いていたら、英語を話す青年に出会いました。洋品店で働く彼の名はアリ、22歳だそうです。

アリ 「やぁ!君は、中国人かい?日本人かい?名前は?何でこの町にいるの?この町の印象は?チャイ飲むかい?」

 やたらと早口で一気に沢山のことを話す彼に、しばらく付き合うことにしました。歩き疲れてたし、言葉が通じる地元民と語らうのは楽しいことですから。しかしまぁ・・・、彼は良く喋る・・・


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写真1)アリ(左から2人目)と彼の友人たち。


ア 「僕は大学でコンピュータ・プログラミングの勉強をしたんだ!日本で働きたいんだけど、仕事あるかな?何で日本かと言うと、日本女性にぞっこんだからさ!2002年のワールドカップサッカー日韓大会をテレビで見てて、日本女性の美しさに魅了されたんだよ!ココロは恋人いるの?きっと美人なんだろうなぁ!日本人だもの!そう!日本はテクノロジーの国だろう?僕はコンピューターを扱える!日本に行きたいんだよ!いやぁ、日本の女性は素晴らしい!だから、僕は日本に行くんだ!日本で働くんだ!」

心 「アリ君、わかった。まず、君がやらなきゃならんことは、日本語の習得だね。日本には優秀なコンピュータ・エンジニアが腐るほどいる。それに、日本の就労ビザを取ることは、とても難しいんだよ。君が本気なんだったら、まず日本語を習得して、トルコの日系企業に就職するのが近道だと思うな。いつか、日本で働くことも叶うだろうよ。」

 とまぁ、以上のようなことを言ったのですが、彼は、『君がやらなきゃならんことは・・・』の部分以降、全く話を聞いていないようで、私に次の質問を浴びせ始めていました。

ア 「ところで、僕はアメリカが大嫌いだ!アメリカなんかクソ食らえ!アメリカは外国から出て行け!そう思うんだ。君はどう思う?アメリカ好き?嫌い?日本人はアメリカをどう思ってるの?トルコ人は皆アメリカが嫌いだね!ブッシュなんか消えちまえ!ってね。でも、悲しいかな、僕らが今話している言葉は、アメリカの言葉、英語なんだよね。君はアメリカ好きかい?ブッシュをどう思う?」

心 「アメリカは嫌いだね。俺のアメリカ嫌いは筋金入りだよ。CIAに目を付けられるぐらいなもんさ。日本人も大半は、現在アメリカが行ってる国際戦略を否定的に捉えてるよ。ブッシュが好かれる理由なんて、どこにあるんだい?でもね、恥ずかしいことに、日本政府はアメリカの政策を指示して、追従することしかできないんだ。大抵の国も同じだよ、国民の80%がブッシュ&アメリカの政策に反対していたって、政府は追従してるんだ。トルコだってそうだよ。君たちがいくらアメリカ批判をしたって、トルコ政府は、アメリカの政策に真っ向から対立はできない…。」

 なぁ~んてことを言おうと思ってましたが、彼は、『CIAに目を付けられる・・・』のあたりから、全然話を聞いていないようで、私に次の質問を浴びせ始めていました。

ア 「日本はテクノロジーの国!僕の憧れさ!日本の電化製品は世界一!日本の車は世界一!君たち日本人は、有能な民族だよ!トルコでも日本製品は沢山あるけど、きっと日本にはもっと進んだ製品が出回ってるんだろうね!あっ!そうだ!ロボット!ロボットもあるんだよ!違うかい?人間の手助けをするロボット!テレビで見たよ!日本は素晴らしい!僕もいつか日本に行って、最新のテクノロジーに触れるんだ!ねぇ、携帯見せてよ?日本の進んだ携帯電話を見たいんだ!僕の携帯と比べてみようよ。」

心 「携帯は持ってない。俺の旅には不要だから。君の携帯は、サムソンか、韓国のメーカーだね。デジカメは・・・、100画素?まぁまぁじゃないの?でも、日本の携帯は、300万画素ぐらいが主流だと思うよ。通信機能は、同じレベルじゃないかな?ごめん、日本を離れて1年半経つから、最新の事情には詳しくないんだよ。でも、まぁ、日本とトルコ、携帯電話の機能だけ見れば、2~3年ぐらいの開きがあるんじゃないの?」

 と、言ってみましたが、やっぱり彼は最後まで聞いていない様子。周囲の友人たちの携帯電話を集めて、メーカー名や製造国を確認して、なんやかんやと騒いでいます・・・。

心 「そうそう、ロボットね! そうだよ、日本ではロボットが大活躍していて。介護ロボットから、犬の散歩ロボット、料理人ロボットなんてのも市販されてるよ。つい先日は、ロボット警官が登場したよ。2010年までに、各都道府県系に5000体ずつ配置されるんだってさ。日本では、人間の警察官のリストラが進んで、社会問題になってるぐらいだよ。」

 なんて嘘っぱちを言ってみましたがどうせ彼は聞いちゃいない・・・。「いやぁ~!凄いね!」と相槌を打つばかり。

心 「ねぇ、アリ。君は、まず、人の話を聞くことを覚えにゃならんね。」
ア 「いやぁ~!最高だね。」
心 「もしかして、俺の英語が解りにくいかい?もっとゆっくり話そうか?」
ア 「英語は難しいね!でも、僕はこれから中国語も教わるんだ!ねぇ、何か教えてよ!日本の美しい女性が喜ぶ言葉を!」
心 「中国語?日本語の間違いじゃないの?・・・もう、いいや。あのさ、俺そろそろ行くわ。じゃぁね、紅茶ごちそうさん。」


 という訳で、彼とは20分ほど訳のわからない会話をしつつ、チャイを2杯ごちそうになりました。途中から、ちょっと苛々しましたが、まぁ振り返ってみれば、楽しい時間でした。


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写真2)チャイ屋の少年。片手で6つのチャイグラスを器用に運ぶんです。お見事☆
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