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カリブの船旅/外洋へ! 

2010年07月21日 サンブラス諸島を離れ、外海へ!

 航海5日目。素敵な光景と出会いに溢れていたサンブラス諸島を離れる日となりました。今日と明日は、合計で24~30時間にも及ぶ外洋航海です。向かうは、コロンビア北部の港湾都市・カルタヘナ!

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写真1/左上)早朝、天窓を打つ雨音で目を覚ましました。今日は美しい朝焼けは無し。でも、代わりに“クナ族の出勤風景”を見ることができました。クナの男たちは、毎日夜明けと共に、本土の畑へ“出勤”します。大人のみならず、10歳前後かな?という幼い子供まで。皆、働き者です。
写真2/右上)「雨の中の航海は嫌だ」ハンス船長の判断により、2時間ほど、天候の回復を待って出航となりました。昨晩、宴会で盛り上がったペドロさんちの沖を離れます。
写真3/左下)マニチュプの家々。島内は迷路のようになっており、家々がひしめき合っていますが、海上から見ると、幾重にも重なり合っています。クナ社会の結束と厳しい掟を体現しているかのよう…。
写真4/右下)家々が徐々に遠ざかって行きます…。

 さようなら! マニチュプ!
 さようなら! クナの人々!
 さようなら! サンブラスの美しい海!
 さようなら! パナマ、北米大陸よ!!

 …と、感慨に浸りつつあった私ですが…


 次の一瞬!!デッキに叩き付けられていました!!



 ガーンッ!!



 立て膝の状態で、帆を張る作業を手伝っていた私は、前のめりになり膝を擦りむき…

 中腰でロープを裁いていたハンス船長は、危うく船内に落ち込みそうになり…

 後方で立っていた岳くんは、補助マストを支えるワイヤーで太ももを激しく擦りむき… 

 後方からGPSの画面を見ていたカズ君は、なんとかマストやワイヤーにしがみつき…



 えっ!?? 何!? 何!? 何!?


 あまりの衝撃に一瞬何が起きたのか解りませんでしたが、考えうる理由はただ一つ。船底が岩礁にぶつかったのです。ここの場合、岩礁というか、さんご礁ですけども。
 このヨットの海面からの深さは2m。さんご礁は1m程度のところに広がっています。ぶつかった時点での航行速度は5ノット(時速10km前後)ほどでしたが、その衝撃の大きいこと!大きいこと!氷山にぶつかったタイタニックが沈むわけです…
 岳くんが、太ももを大きく擦りむいてしまいましたが…、元々過度の日焼けで水ぶくれになっていた部分で、見た目は相当酷い怪我に見えますが、本人曰く“さほど深刻な怪我でもないと”のこと。不幸中の幸いとはこのこと。今日67歳になったばかりのハンス船長も無事。船底も穴など開かず、浸水の心配もなさそう。万が一、航海途中に浸水があっても、ポンプで絶えず水をくみ上げ続けるそうなので航行には支障はないそうです。

 慎重なハンス船長でも、こういう事故が起きてしまう海です。マニチュプ周辺に滅多に観光ヨットがやってこないというのも納得です。

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写真5/左)浸水の心配もなく、順調に航行しています。島を離れて3時間ほど、まだまだ陸地が見えています。私たちの進行方向は、東北東。ここいらの海は、カリブ海の南西端。パナマ東岸部とコロンビア西岸部分に挟まれた海域で、厳密に言うと外洋というわけではなく、広ぉ~い!湾の内部といった具合ですが…
写真6/右)数時間後には、全く陸地が見えなくなりました。この先10~20時間、360度見えるのは海だけとなります。やはり、“外洋”と呼んでも良いでしょう。

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写真7/左)毎度美味しいヨランダのお昼ごはん。素晴らしい航海を支える素晴らしい料理☆ ヨランダの料理の腕は疑いようもありませんが、そんな彼女にも予想しえなかった事態が起きている模様…。出航前、6日分以上の食料を積み込んできましたが、予想よりも早く食材がなくなりそうとのこと…。私ら、小柄な日本人で好けども、サイクリストの胃袋をなめてちゃいけません(笑) 「明日の昼までに入港できなかったら、明日の晩は食事なしね(笑)」とヨランダ。
写真8/右)これまで4日間、ヨットで曳航していた上陸用ボートは、デッキの上。外洋航行中は、いつもこうしているそうです。

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写真9/左上)長い長い航海…。船内のダイニングで昼寝していたところ、「こころさん!イルカっスよ!」と、岳くんの声。慌ててデッキに飛び出すと、ヨットと並走して泳ぐイルカの群れ!
写真10/右上)こんな広い海の真ん中で、イルカたちに出会えるなんて!!
写真11/左下)船首付近を右に左に、泳ぎ回るイルカたちは10頭ほど。デッキの上から見る限り、なんという種類かは判別不能…。でも、そんなことは大事ではありません。イルカたちと一緒に航海している、この瞬間がスペシャル!!
写真12/右下)20分ほどヨットの周りで遊んでいましたが、いつのまにかいなくなってしまいました…。長い航海のほんの短い時間でしたが、素晴らしい思い出となりました。

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写真13)イルカたちが去ると、長い午後のまどろみの時間…。ハンス船長は静かに前方を見据え、いつも陽気におしゃべりしているヨランダもリラックスタイム。それにしてもハンス船長、タフですよねぇ~!67歳ですよ!?なんて言うと、世の67歳のおじさまに失礼かしら?ハンスの場合、国際線の長距離路線でパイロットをしていた経験が、長いヨットの操縦にも活かされているようです。

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写真14/左上)さぁ!水面が輝き始めましたよ~!今日も美しい夕焼けの予感がします。
写真15/右上)何もない大海原。空の50%ほどを覆った雲の間、水平線の向こうに日が沈もうとしています。
写真16/左下)大海原に沈んだ太陽、その残り火が空をオレンジに燃え上がらせます。
写真17/右下)一旦少なくなったオレンジの光…。光の届かぬ空は深い蒼に染まり、光があたる雲は輝きを増します。

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写真18)航海5日目の終わり、今日も素晴らしい夕焼けでした。オレンジ色と藍色、コントラストの強い2色の世界の真ん中に漂うシースピリット号の上で、満面の笑みを浮かべる私たち。「今日も、贅沢だったなぁ~…」

 そう、今日も贅沢な旅でした。残る航海はあと半日ほど。明日のお昼過ぎには、カルタヘナ入港予定です。最後まで、素晴らしい航海は続くでしょうか…?もうここまできたら、そんな心配もありません。きっと、続く!最後まで、素晴らしい旅は続く! そういう確信のようなものが私たちにはありました。
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