スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カリブの船旅/スタート☆ 

2010年07月17日 いよいよ出航です!

 今日はパナマ最後の日にして、中米最後の日、つまりは、北米大陸最後の日です。いよいよ、今夜、海の向こうコロンビアを目指してヨットが出航します!

 繰り返しになっちゃいますが…。中米最南端の国パナマと南米北西端の国コロンビアは“陸続き”なんですが、“道”は続いていません。両国が国境を接する『ダリエン地峡』には、深い熱帯雨林が広がっており、そこを突き抜ける道路は長らく開発が停止されています。

 その“道”が繋がれば、南北アメリカを縦断する『パンアメリカンハイウェイ』がひとつなぎの道となるのですが…。おそらく、この先もしばらくはその“道”ができることはないでしょう…。

 ダリエン地峡の道路開発が停止している理由は、大雑把に言うと3つの原因があります。まずは、①そこが豊かな森であること。パナマ側ではダリエン国立公園、コロンビア側ではロス・カティオス国立公園(世界自然遺産)が広がっています。道路を建設すると、その道路周辺の森が開発されてしまいます…。
 仮に、開発を厳しく規制し森が守られるとしても…、②その道路によって通過してしまう“問題”が懸念されています。問題とは、南米大陸にあって北米大陸にない熱帯病や家畜の病気など、コロンビアからパナマへの不法移民や麻薬の類など。ダリエン地峡の未開の熱帯雨林は、それらが両大陸間を往来しないための天然の防壁でもあるわけです。
 それに…、③この未開の熱帯雨林地帯は、ゲリラや麻薬密売業者の巣窟・隠れ家となっており…。世界で最も法の目が届きにくい“危険地帯”でもあるんです。

 繋がることがない道…、道路では繋がっていない北米・南米領大陸…。繋がったら、弊害こそあれ、有益なこともたくさんあるとは思うのですが…。
 勝手ながら、いち旅人としては、繋がってないのは“嬉しい”です。だって、世界中どこでも自由に行けちゃう時代でしょ? 本!当!に!どこでも好きに行けちゃったら、面白くないじゃないですか?? 行けない場所がある、行くのが困難な場所がある、それって旅には大事な要素だと思うんです。



 さて…、導入が長くなりました。パナマ最後の一日の始まりです!


01_IGP0580.jpg  02_IGP0581.jpg
写真1/左)小さな小さなポルトベーロの町(村だわね)、朝食は教会前の食堂で。今日も朝から強い日差し! 良い出航日和です☆
写真2/右)出航予定は日没後。午後2時頃に荷物を船に載せるため、船長と合流予定。お昼までは自由時間。まずは、ポルトベーロの観光を済ませて…、その後、あのバスに乗って近くの町に買出しです。

03_IGP0590.jpg  04_IGP0592.jpg
写真3/左)十字架を担いだ、黒いキリスト像。朝食後、観光は教会からスタート。どう見てもこのイエス様、黒人です。それもそのはず、カリブ海の島々や大陸の沿岸地域の住人の大半が黒人系です。信仰の対象が信者たちとかけ離れた風貌をしているよりも、似ていた方が信仰心を集めやすかったということでしょう。
写真4/右)小さな町ですが、世界遺産の要塞や黒いキリスト像などがあり、観光客もたくさんポツポツ訪れます。パナマシティから100kmですから、車なら簡単に来れます。お土産は周辺に暮らす先住民・クナ族の工芸品が主。売り子は、町に暮らす黒人系住人が主。

 ここポルトベーロは16~18世紀のスペイン統治時代、銀の積出港として反映した天然の良港。当時は立派な町だったんでしょうけども…、17~18世紀に英国の海賊(ヘンリー・モーガン)に蹂躙され…、英国艦隊に占領され…、歴史の表舞台から姿を消すこととなりました。
 波も立たぬ深い入り江の奥に拓かれたポルトベーロ、その入り江には、スペイン時代に築かれた要塞がいくつか残っており、世界遺産にも登録されています。教会訪問の後は、“兵どもが夢の跡”の見学です。

05_IGP0596.jpg  06_IGP0606.jpg
07_IGP0610.jpg  08_IGP0616.jpg
写真5/左上)ってか、この町自体が要塞の跡地にあるんですよね。小川にかかる小さな橋、ずいぶん古そうです。
写真6/右上)教会から徒歩3分、着きました!世界遺産の要塞跡! 昨日、町に入る際に通った要塞よりも広くて、木製の台座を失った大砲が沢山転がっています。
写真7/左下)巨大な大砲が港の入り口を見据えています。
写真8/右下)あっ、こちら君です。パナマシティで再(X6)合流して現在同一行動中。この先、コロンビアを出るまで1ヵ月半くらい一緒に旅します。

09_IGP0618.jpg  10_IGP0621.jpg
写真9/左)要塞の見張り塔の上から入り江を一望。おっ!あの船は!?我らが『シー・スピリット号』ではないですか!! …どれって?私にも判りません(笑)多分、右の方に浮いてる2本マストのやつ(?)
写真10/右)要塞の一角に残る貯水槽。屋根(30m×30mぐらい)は中心に向かって緩やかに窪んでおり、半地下の水槽に雨水が溜まる仕組みになっています。

 なかなか立派な要塞です。が!これを落したのが一国の艦隊ではなく、海賊ってんですから、驚きです! 海賊ヘンリー・モーガン、後に英国のジャマイカ代理総督にまで上り詰めた人物ですが…、恐るべし!パイレーツ・オブ・カリビアン!! ですね。

 要塞見学も終えバス停に向かうと、我らがキャプテン・ハンスと助手とヨランダ嬢がいました。彼らも買出しに行くところ。バスに揺られること30分、コロン手前の町のスーパー前で下車。私と岳君は、主に航海中のお酒とつまみを…。ハンスとヨランダは、5~6日の後悔に必要な食料を。別々にお買い物を済ませた後、別々のバスでポルトベーロに戻りました。


 で!宿に戻ると!? 驚きの展開が!!

11_IGP0631.jpg  
写真11)荷物をまとめて、港へ向かいます。ほら! 自転車3台あるでしょ?


  私の(右)と、岳くんの(中央)と、出堀良一くんの(左)です!

 やはり、昨晩、町で目撃された日本人サイクリストらしき人物とは、出堀さんだったんです!

 って、何のことやら解らないですよね…

 昨晩10時頃だったかな。私らの部屋にキャプテン・ハンスの友達がやって来て、「町で日本人サイクリストを拾ったんだが、君らの友達じゃないか?舌にピアスしてる青年なんだけど?」と、唐突に聞いてきたのです。そんな青年、会った記憶がなく「知らないよ、人違いじゃないの?」と流しちゃったんですけども…。実は、「それって、噂のデボリさんじゃないかなぁ~??」という予感もありました。
 “デボリ”さんというサイクリストが、私らの少し前を走っているという情報は、多くの日本人バックパッカーからもたらされていました。その彼、コスタリカで自転車盗難の憂き目に遭い…、この1ヶ月ほどは旅人からの目撃情報がパッタリとなくなっていました…。もしかして…?

 その“もしかして”でした。宿に戻ると、軒先に真新しい自転車が一台!日本人サイクリストであることが確定的な、パナソニックのランドナー! そのフレームには『Yoshikazu Debori』のネーム入り!!

 ほどなく、初めて会うけど知ってる青年が現れました。出堀良一(デボリヨシカズ)さん。25歳の世界一周サイクリスト。映像系の仕事をしており、かっこいいホームページやブログも持ってます(後日ご紹介します)。一見すると個性的なキャラですが、人当たりは柔らかく、話もおもしろくて、一緒にいて心地好い青年です。以後、彼のことは、ニックネームで『カズくん』と呼ぶことになります。ブログでの表記もカズ君です。

12_IGP0635.jpg
写真12)4時頃、港へ。桟橋で待ってると、キャプテンハンスがゴムボートで現れました。

 2時に港集合の予定でしたが、ハンスたちの買出しに時間がかかり、4時の集合になりました。まぁ、待ってる間は、出会ったばかりのサイクリストとの会話で忙しいですから良いんですけども(笑)

13RIMG0129.jpg  14RIMG0133.jpg
写真13/左)サイクリスト3人分の荷物は、普通の旅人6~7人分はあります。ハンスのゴムボートでは3往復以上せねばならないので、木製ボートと運び人を雇いました。
写真14/右)乗船後、さっそく作業開始!大量の荷物をデッキに上げ、自転車を海に落さぬようロープと滑車で慎重に上げ…。荷物は船内の使わないシャワールームに詰め込み、自転車はマストを支えるワイヤーにしっかり固定

15R0014366.jpg  16R0014369.jpg
写真15/左)夕方雨が降り始め…。夕食は船内で、料理担当兼助手のヨランダの美味しい手料理を頂きました。日没後に一旦上陸し、キャプテン・ハンスの雑多な作業が終わるまで私らはビールを飲みながら待機…。で、午後9時、小雨が舞う中、出航の時間となりました! ライト片手に碇を上げるハンスと、それを手伝うヨランダ嬢。
写真16/右)さぁ!出航です!

 真夜中の出航。なんだかんだで慌しい出発だったので、北米大陸を離れる感慨・実感みたいなものはまだありません…。でも、これで北米大陸の旅も終わりです。この先、パナマ領のサンブラス諸島で2~3日を過ごしますが、そこは白砂の小さな島…。もう北米大陸ではないのです。

 これからの5日間は、北米大陸の旅と南米大陸の旅、ふたつのステージの間のちょっとした“ご褒美ステージ”です。カリブのヨット旅、思う存分楽しみたいと思います!!


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://whereiskokoro.blog34.fc2.com/tb.php/1200-9ecfa30c

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。