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小さな出会い小話・米国⑧ 

2010年1月6日 カリフォルニア州サン・ディエゴの宿の食堂で、隣の欧米人グループ(多分、ドイツ人と米国人)の会話が耳に入りました。


男性A 「なんだこのニュース!?日本人は、まだクジラを食ってんのか?」(ノートパソコンで日本の調査捕鯨船とシーシェパード(SS)の抗議船の衝突事故のニュースを見ながら)
男性B 「クジラを獲るのに邪魔だからって、抗議の船を破壊したってニュースだろ?」
女性 「まぁ!」
男性A 「なんでクジラなんか食べるんだろう…、ったく。野生動物を何だと思ってんだろうな?クジラを魚類とでも思ってんのかね??(笑)」
女性 「かわいそうよね・・・。私ね、アラスカでホエールウォッチング行ったことあるの。神秘的で素晴らしい生き物よ、クジラって…。普通、食べようなんて気が起きるわけないわ!」
男性B 「だから、クジラが魚と思ってんじゃないの?(笑)」




 ムカムカ~・・・


 、ときたけど、とりあえず無視・・・。圧倒的な説得力を持つ反論を頭の中で整理しながら、私に話が振られるまで待つことに・・・。



 以下の『続きを読む』以降、長々と!長々と!!私の思考&持論が展開されます。不快に感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご容赦くださいませ。

 クジラは哺乳類だって、島国に暮らす日本人なら確実に知ってると思います。むしろ、以前、シャチをサメだと思ってた欧州人や、クジラが卵生だと思ってた米国人と出会ったことがある私には、クジラ=魚類という誤解は、欧米の方が強く残っているのではないかと思うのだが・・・。

 シーシェパードと捕鯨船の衝突事故、現時点(6日)では、事故の発生原因を立証されていないので、捕鯨船がSSの船を破壊したという解釈の否定は止めときましょう・・・。


 クジラを食べるのは、日本人だけではありません。古くから海辺に暮らす民族の一部には、クジラを食す伝統があります。また、現在、捕鯨をしている国も日本だけではありません。ノルウェー、アイスランド、米国・カナダ・ロシアなどの極北先住民、フィリピンやインドネシアでも、量の差はあれ、捕鯨を継続しており、一部の人々の口に鯨肉が入っています。
 そもそも、欧米の一部の国々は、ほんの50年くらい前まで、メチャクチャ熱心にクジラを狩りまくっていたではないですか・・・。その用途は、食用に限らず、油を採るためだったり、ヒゲを採るためだったり。世界中の海から、クジラの数を減らしたのは、欧米のかつての捕鯨国(と日本)であって、日本が一国で世界の海からクジラを減らした訳ではないのに・・・。

 クジラは神秘的だから食べない?可愛いから食べない?食べるのは野蛮?? そういう次元の話は止めましょう。議論になりません。確かに、海で見るクジラやイルカは、殊更神秘的な生き物に見えます。私もイルカ好きです。でも、それを食すか?食さないか?は、別問題!

 人間は生きる以上、いろんな動植物を食さねばならんのです。真正ベジタリアンの人とて、植物という生命を食しているわけで・・・。な~んて言ったら切りがないから、これ以上は言いませんが、問題は、『食べる』ということをどう捉えるか!だと思うのです。
 100年くらい前に、欧米の金持ちや貴族がアフリカでライオン狩りをしてたのは、単なる殺戮。ライオンを食べたくて狩ってたんなら話は違ってきますがね。

 捕鯨反対派の方々は、クジラの獲り方・殺し方が残酷だと問題視する人もいますが、それは見た目の問題だけであって、殺し方を云々言うのは見当違いでは…?と思う。牛や豚を屠るところも、かなりグロいんですよ・・? 視たことありますか?
 『お肉はスーパーやお肉屋さんで買うモノ』になってしまっている人々が、食用の家畜が屠されるシーンを見ることはありませんよね。世界中で動物愛好家に人気の動物番組専門チャンネル『アニマルプラネット』とかで、大々的に特集を組んでみたらどうでしょう? 食用牛の交配、出産、仔牛たちの成長、飼育舎内での暮し、出荷される様子、“お肉”になるために電気ショックで殺される瞬間、解体される様子、スーパーに送られ商品棚に並ぶまでの様子・・・。つまり、牛という動物が生を受け、スーパーのお肉コーナーで“お肉”として売られるの様子を、特集するんです。で、毎週色んな国の食肉事情を取り上げて、シリーズ化するんです。
 そしたらきっと、多くの動物愛好家が、真正ベジタリアンになり・・・。一部が、食肉反対活動家になり・・・。ごく一部が、シーシェパードみたいな活動に身を投じることになるのではないでしょうか?


 クジラが絶滅しそうってぇなら、食べるのは止めるできです、獲っちゃだめ! でも、ちょっと獲っても種として存続し続ける個体数が確保されているのなら、ちょっとくらい獲っても良いと思います。

 食べる人は、それが『動物=命』であることを認識し、感謝して食べることを忘れないことが大事。豚もそう、牛もそう、鳥も、魚も、野菜も、ぜぇ~んぶ! 食すときには、命を食べていることを感じなきゃ。

 「頂きます」という言葉ととに、食べるということの意味を考え、感謝してれば・・・、それでよし!

 
と私は思うのよ。


 海の生態系全体に及ぼす影響だとか、海洋汚染物質の濃縮とか、国際法だとか、いろいろと捕鯨反対論者の主張はありますが・・・。現在シーシェパード(米国)が行っている抗議活動は、国際捕鯨委員会を始め多くの国際機関、及び国家から、『テロ行為』とされている暴力的犯罪行為です。
 海洋生物の保護を目指している団体が、漁船や捕鯨船を沈没させたり、船員の作業妨害用に薬品を投げつけたり・・・、そういうことをしてるってのは、欧米のメディアではあまり認識されていないのでしょうか? 船の燃料が海に流れ出す危険性や、化学物質による汚染を考えず、“抗議”“捕鯨阻止”という目的を掲げて、海賊行為をしているんです。彼らは知っているのでしょうか・・・?



 よ~・・・し!



 これで彼らを論破できます!




 さぁ・・・、いつでも来い!




 ドキドキ


 

 ちょっとワクワクしながら・・・、隣で食事を進める私。その内、男性Aが席を立ち、1分程で戻りました。



男性A 「焼けたよ!」
女性 「ワオ!」
男性B 「さぁ、食うか!」


 と、彼が、キッチンから持ってきたのは、ジューシーに焼けてる美味しそうなビーフステーキ☆


 嗚呼・・・、牛・・・、可愛い牛・・・、あの神秘的な牛を食べるなんて・・・(笑)


 もういいや、どうでも。彼らの話題も別のことに変わっちゃってるし、彼ら自身、捕鯨問題のことは実際のところ興味ないと思われます・・・。捕鯨問題、私、これまでに世界中で、オージー、フランス人、その他・欧米人、そして日本人と討論してきた上、その都度色々調べてたこともあるので、今日は彼らを論破する気満々だったんですけどね・・・。一気に冷めました。


こころ 「Enjoy your meal! Bon Appetit!」

 それぞれ、英語と仏語で『美味しく召上れ』という意味の言葉を、笑顔で彼らにかけ、私は席を立ちました。


 討論したかったな・・・。
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コメント

フランスでは…

■北さん

 お久しぶりです。フランスではお世話になりました。

 “知的で神秘的なクジラさん”を食べる食べないの話ですね…。

 70年代生まれの私たち世代、小さな頃は、普通に鯨肉を食していましたよね。それがいつの間にか、食卓から消えていて…

 大人になってからは、たまぁ~に食べる程度ですが、一時帰国中の3月に食べたクジラのタツタ揚げの味は、今も記憶の舌に濃厚に残っています。美味しかったんですよ~☆

 ヒステリックになっている反捕鯨論者との討論、たしかに疲れますが…、私は鯨肉を食すことも、馬肉も食すことも、堂々と公表し、討論を受けています。

 フランスでは…

 “愛らしく子供たちのアイドルであるウサギちゃん”を食す文化を持つフランス人と何度かやり合いましたよ。

 増えすぎた“動物園の人気者カンガルーさん”、家畜として増やした“可愛いダチョウさん”を食す文化を持つオーストラリア人ともやりあったことがあります。

 大自然の中で静かに暮らす“美しいシカさん”をショットガンで惨殺し、美味しく食べる文化を持つ米国人・カナダ人とも…。


 もちろん、私は、クジラを食べることも、ウサギを食べることも、カンガルーを食べることも、ダチョウを食べることも、野鹿を食べることも、否定はしません。

 討論において、凹まされたり、怒りを覚えるほど白熱したりしたことはありませんが…


 そういえば、フランス人との討論は大変だという印象があります。世界的に見ても、フランスほど、日常的に討論をする国民はいないのではないでしょうか? 強敵です、フランス人!

 近々、私がメキシコでホエール・ウォッチング・ツアーに行った時の話がアップされます。お楽しみに☆ 


  • [2010/02/15 01:35]
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  • 管理人・こころ
  • [ 編集 ]
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お久しぶりです。お元気ですか?

 全く大賛成です。僕も海外に住んでいる者として、薄っぺらな感傷論で反論する欧米人はホント腹が立ちます。

 自分のたかだかウン十年生きてきたちっぽけな価値観で、よその国の数千年にもわたる食文化を否定する浅はかさ・・・
 議論してもフラストレーションがたまるだけですからやめたほうがいいですよ・・・

 どうせ自分が都会ズレしているのも忘れて、あらゆる次元の論理をごちゃまぜにして反論されるだけですから・・・

 論理的整合性も知性も想像力も何も無く、ひたすら「かわいそう・賢い生き物=食べたら駄目」&「メディア垂れ流しの情報源鵜呑み・固定観念」で攻めてくるだけでしょう。

旅の続き、応援しています。

自分たちの価値観が絶対だと思っていて他の文化の価値観を受け入れられないかわいそうな人たちです。
インドに行って牛肉食って見ろ、殺されるぞ!ってんだ。
(また危ない発言ですいません)

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