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だから、俺、日本人なんだって・・・ 

2009年10月17日 「あぁ、アメリカに戻って来たんだなぁ~」と思いました。

 さぁ、米国再入国です。お昼を回っていましたが、昼食は国境を越えた後にとるとして、ひとまず、4度目の米国入国を果たすとしましょうか。
 一般的な国境は、出る国、入る国の両方で手続きが必要ですが、カナダ~米国間の出入国手続きは、入国する国一方のみ。つまり、ここではカナダ側の出国手続きはなく、米国の入国手続きだけです。

 ここはハイウェーに設けられた税関なので、やはり車で国境を超える人のためにできています。自転車の私も自動車の列に並ぶよう指示され、長い車列の最後尾から、のんびり順番を待ちます。で、30分くらいしてようやく順番が回ってきました。

心 「Hello!どうぞ、私のパスポートです。」
係官 「はいよ。どれどれ…」
心 「自転車でカリフォルニアまで走るんですよ。」
係官 「君は…、この中国のパスポートで米国に入国するのかい?ビザは?」
心 「あの、パスポート見てもらえますか?」
係官 「ん? ああ、日本人ね。」
心 「パスポートって、その持ち主の国籍や名前とかを証明するもんなんですけどね(皮肉)」。
係官 「んで?米国にどれくらい滞在するの?」
心 「80日くらいです。」
係官 「そう。で?中国に帰るのか?」
心 「帰りません!中国が母国ではありませんから!!」
係官 「ああ・・・、そう。」
心 「パスポートって、その持ち主の国籍を証明するもんなんですよ?知ってました??」
係官「だってほら、中国のビザがあるもんだからさぁ…」
心 「ビザはビザですよ。身分証ではありません。知ってますよね?あなた国境で働いてるんですから。」


 嗚呼…、アメリカに帰ってきたんだなぁ~・・・。こういうやりとり、いかにも、アメリカのお役人って感じです。

 年がら年じゅう、パスポートを手にとって仕事をしている彼なら、パスポートの表紙に国名が記されていることは、百も承知のはず…。ですが、彼は私の顔を見ただけで、「あっ、中国人ね」と判断・誤認し、訂正が入った後も、その誤認をなかなか修正できませんでした。
 彼は「パスポートに中国のビザがあったから中国人だと誤認した」、と言いますが、それは苦し紛れの嘘!! 確かに私のパスポートには中国ビザが2枚貼られていますが…、ビザは自国民に対してではなく、外国人に対して発行されるものであることは、彼なら確実に知っているはずです。パスポートの中国ビザに気がついたならば、私が中国の国民でないことは、簡単に導き出される答え…。単純に、「顔立ちから中国人かな~って思ってさ」とでも言ってくれたら、聞き流せたんですけど…。


 アメリカ人(の一部の人々)って、どうしてこうも視野が狭いのでしょう・・・。

 お隣同士であっても、こうもカナダとアメリカって違うものか・・・、と改めて思い知りました。

 こういう発想・分析それ自体も、偏見なのかも知れませんが・・・。カナダでは私は日本人として、非カナダ人として旅をしていても、人々は寛容に受け入れてくれます。が、アメリカでは、私は非アメリカ人でしかなく、日本人として振る舞うことを受け入れてはくれません。

 と、まぁ、愚痴ってみても仕方ないか。誤解や偏見は世の中に溢れています。私も誤認や勘違いはたくさんありますし、上述の通り、こういう発想をしている時点で偏見を持ち合わせている人間なわけです・・・。当然、米国でも人によってその差はまちまちで、偏見を持ち合わせていない人々もたくさんいることは知っています。外国人や異文化に対する偏見や不理解、日本においても大差はありませんよね・・・。いや、世界中で、と言いましょうか・・・。

 私のライフワークは、そういう垣根を少しでも低くすること。

 「こんちくしょう!頑張るぞ!こんにゃろう!!」と、妙にやる気を掻きたたせてくれた、素敵な出会いだったと思うことにします。


 さてさて、話を戻しましょうか。その後、パスポートは建物の中の別の係官に手渡され、私は建物内の待合所で待つことに。時折、カウンターに顔を見せる女性係官から書類を渡され、出入国カードと質問書に記入し、簡単な尋問を受け、指紋を採取し…、国境到着から2時間ちょっとで、ようやく入国スタンプがペタン! 手数料6ドル払って、無事入国できました。

 時計はすでに3時を回っており、お腹はぺこぺこ。今からガッツリ昼食を摂ると、夕食(7時頃)が入らなそうなので、ここは我慢して、パンやナッツ類で軽めの昼食としました。お腹が少しだけ膨れたら、米国走行開始!道路の両脇は果てしなく続く、プレーリーの大草原。時折、放牧の牛がいたり、地下水をくみ上げるポンプが動いていたりするだけで、とても静かな風景が続きます…。

IMGP2170.jpg
写真)米国に入ると、道路はインター・ステーツ・ハイウェー(州間高速道路)になりました。州や地域よっては、このハイウェーは自転車走行禁止ですが、モンタナは草原と山ばかりで、道路が少ないので、ハイウェーも自転車に解放されています。

 何はともあれ、米国再入国を果たしました。これから向かうのは、モンタナ州北部の小さな町・コンラッド。この1月にアリゾナで出会ったダグラス夫妻を訪ねます。
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