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アイスフィールド・パークウェイ① 

2009年9月30日 アイスフィールド・パークウェイを走りだしました。

 カナディアン・ロッキー南部の有名な2つの国立公園、『ジャスパー国立公園』、『バンフ国立公園』。それらは南北に並んでおり、『アイスフィールド・パークウェイ』という道路で結ばれています。
 “世界で一番美しい道”というのが、売り文句。確かに、カナディアンロッキーの山深く、3000m級の峰々、尾根の向こうから顔をのぞかせる氷河、コバルトブルーの川や湖、そして深い森、を間近で見れるこの道は、美しいこと間違いなしでしょう。きっと・・・。

 さて、今日からそのアイスフィールド・パークウェイを走ります。パークウェイそのものは、ジャスパー国立公園の中心地・ジャスパーの町から、バンフ国立公園北部の中心レイク・ルイーズまで、230kmの道のり。私たちが目指すのは、約300km先のバンフの町です。
 私たち、って、そう、この先もしばらくトリオ・ランです。公園のパス、グループパスを購入してますからね。バンフ国立公園を出るまで、同一行動を取ることとなりました。せっかくの国立公園ですもの。まだしばらく3人でワイワイ楽しくできそうです。

IMGP1813.jpg
写真1)ジャスパーの町はずれ、ウィスラー・キャンプ場に朝が訪れました。このキャンプ場、車なしのキャンパーは、深い森の中のサイトとなります。雰囲気は良いのですが、陽があまり射し込まないので、今の季節にはちと辛い・・・。

 さて、そんな深い森のキャンプ場・・・。未明から、聞きなれない雄叫びが聞こえていました。

 ヒィ~・・・ ヨォ~・・ ァヒィ~・・・ ヨォ・・・

 って。夢現ながら、私の耳にはそれが、どこの誰の雄叫びなのか?しっかりと解っていました。


IMGP1818.jpg
写真2)彼です。立派な角の雄エルク。朝食後、身支度をしてた私たちの前に現れました。角が痒いのか?しきりに木に角を擦りつけています。

 エルク・・・、この北米では、アメリカ・アカシカをそう呼びます。面白いことに、ヨーロッパでは、エルク=ヘラジカ(ムース)、で、ムース=アカシカ。北米とヨーロッパ、逆なんですよ。云われを辿れば、北米で初めに来た人たちの間違えなんだとか?
 で、エルクさん。秋が交配期だそうです。雄は、1日に2~2.5cmもの早さで、角がグングン伸びます。その大きさは、人間の大人が両腕を広げたよりも大きく、とても見事です。
 エルクの群れは、雄1頭に雌複数のハーレムタイプ。その1頭になれる雄は、立派な体と角を持つ、立派な男でなければなりません。あの雄叫び(馬の嘶きを鹿らしくして、長ぁ~く伸ばした感じ)は、自分の存在を周囲に誇示するためのものなんだとか。雄同士が出会うと、すぐに戦いになるわけではなく、体格や角、そして度胸!で、相手を威圧し、どちらが勝っているかを勝負します。

 で、未明から『どうね!?俺の角は!!体は!!ちかっぱ凄かろうが!?』と、周囲にアピールし続けている彼・・・。うん、人間♂の私から見ても、なかなかの男前じゃないでしょうか。この3日間で見た雄エルクの中では、一番立派な体をしてると思います。


IMGP1823.jpg
写真3)走行開始! 南へ向かう私たちの右手後方には、ウィスラー山という山がありました。私この山、あの有名なスキーリゾートのウィスラー山だとばかり思っていました。が、スキー場こそありましたが、その規模は小さく「あれ?こんなもん?」と思ってたんですが・・・。
 ・・・私の勘違いでした。このウィスラーは、あのウィスラーではないのです。あのウィスラーは、同じブリティシュコロンビア州でも、もっと西の方、バンクーバーに近いエリアにあるそうです。

心 「このウィスラー、偽物でしたね・・・」
井戸「騙された!この偽ウィスラー!」
岳 「ってか、偽物じゃなくて、どっちもウィスラーなんじゃ・・・?」

 
IMGP1828.jpg
写真4)私たちに偽物呼ばわりされた、立派なジャスパーのウィスラー山を背後に、アイスフィールドパークウェイを走ります。周囲の森は、針葉樹が多く深い緑色をしていますが、ところどころ広葉樹の鮮やかな森が現れ、とてもキレイ・・・。

IMGP1833.jpg
写真5)今日の目標は、103km先の『コロンビア・アイスフィールド』のキャンプ場。ジャスパー国立公園南部の3000m峰の間に広がる、世界最大の山岳氷河(それがコロンビア大氷原)の先端のひとつ『アサバスカ氷河』の真下にあるキャンプ場です。
 海抜1200mぐらい(だったかな?)のジャスパーの町から、2000mまで上ります。時折、厳しい上り下りがありますが・・・、登りきると、そこには素敵な展望台などがあり、疲れも吹き飛びます!

IMGP1840.jpg
写真6)昼食を前に、アサバスカの滝(アタバスカとも表記できますかね)に到着。なんとなく立ち寄りましたが、なかなか見事な滝でした。落差は30mほどでしょうか?滝が岩盤を深く抉り、宮崎の高千穂峡のような深く狭い峡谷(高千穂より短いけど、水流は激しい!)が形作られています。

IMGP1854.jpg
写真7)滝のほとりで昼食後、午後の走行開始早々に今日の予定が変わりました。コロンビア・アイスフィールドまで走るとなると、途中の見どころを見学する時間が短くなります・・・。せっかくの素晴らしい景色も堪能できません。ということで、20km短縮、80kmぐらい走ることにして、のんびり景色を楽しむことに。


IMGP1858.jpg
写真8)夕方、もうひとつ滝に立ち寄りました。こちらは、サンワタの滝。先のアサバスカの滝より水量はすくなかったけど、もっと深い峡谷の底へ向かって、激しく流れ落ちてました。

IMGP1864.jpg
写真9)さて・・・そろそろ・・・。前を行く井戸さんを呼び止め、後ろから来る岳くん(写真)を待ちます。この先、400mほどの上りとなります。上り始めたら、道路の両脇は傾斜の厳しい崖になるでしょう。となると、上りは始める前の、ここいらで野宿場所を探した方が良さそうです。

 野宿場所は、道路と川の間にあった幅50mほどの低木が点在すること。テントの背丈は1~1.5m程度なので、車道からは隠れます。テントを張り終え、これから夕食というところで、重たい空からミゾレが降ってきました。気温は0度ですから、まぁ、ゾレで不思議ではありませんが・・・。
 3人で走り始めてから、毎晩夜は場天下の冷え込みです。もう秋も終わりかけぐらいの気候ですからね・・・。まぁ、寒さは今更なんてことないのですが、お天気はもって欲しいものです・・・。

 幸い、みぞれ交じりの雪は、すぐに止みました。明日は、アイスフィールド・パークウェイの目玉的観光地、コロンビア・アイスフィールドですからね!

 晴れた空に映える、純白の大氷河が見れますよう・・・、祈りながら眠りに落ちました。
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