アフリカの旅が始まりました!!
12月28日、アフリカの旅が始まり、10日が経過!!
ネット環境が良くないので、チャンスがある時に、なるべく頑張って、ちょこちょこ情報発信していきます。
現在地は、マリ共和国の真ん中あたりにある町セグーです。
トップページの右の方、『今、ここにいます』の欄の世界地図をクリックして頂くと、最新の居場所が解ります。
アフリカの旅は、縦断だとか横断だとか、大きな旅ではありません。12月〜5月の半年程度で、西アフリカのサハラ砂漠の国々を旅するつもりです。
現在私が滞在中のマリは、実妹が滞在中の国。妹はサイクリストではなく、学者の卵です。せっかく身内がいるんですから、会いに行かなきゃ!!でしょう?
大晦日までには、妹が暮らすジェンネに到着の予定です。あと4日走りっぱなしなので、おそらく、年内はこのアップロードが最後になるでしょう。
皆さん、良いお年を☆
ネット環境が良くないので、チャンスがある時に、なるべく頑張って、ちょこちょこ情報発信していきます。
現在地は、マリ共和国の真ん中あたりにある町セグーです。
トップページの右の方、『今、ここにいます』の欄の世界地図をクリックして頂くと、最新の居場所が解ります。
アフリカの旅は、縦断だとか横断だとか、大きな旅ではありません。12月〜5月の半年程度で、西アフリカのサハラ砂漠の国々を旅するつもりです。
現在私が滞在中のマリは、実妹が滞在中の国。妹はサイクリストではなく、学者の卵です。せっかく身内がいるんですから、会いに行かなきゃ!!でしょう?
大晦日までには、妹が暮らすジェンネに到着の予定です。あと4日走りっぱなしなので、おそらく、年内はこのアップロードが最後になるでしょう。
皆さん、良いお年を☆
- [2007/12/28 05:42]
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バマコ初歩き
12月18日 未明に到着したバマコの宿(ダンスの合宿所)。夜明けと共に眠り、再び目を覚ますと11時でした。5時間は寝ました。改めて、今日1日の始まりです。
お風呂セットも携行していた私は冷たい水のシャワーで目を覚まし、やはり携行していたシャツに着替えました。が、一緒に来た2人(福岡人の美奈さん、英人女性のナターシャ)は着替えどころか、石鹸も歯ブラシもない・・・。という訳で、午後はお買い物に行く事になりました。
3人のうち、美奈さんは土地の言葉(バンバラ語)とフランス語を少しずつ話し、ナターシャも少しフランス語を話す。私はフランス語ほとんどダメ・・・。言葉が通じない旅なんて、まぁいつものことなので臆しはしませんが、到着初日に言葉が解る同行者がいてくれるのは心強い☆
買い物に先立って、まずは現地通過を入手せねばなりません。マリのお金は、セーファー・フラン(西アフリカ・フラン。マリ周辺の国々も同じ)。ATMが使える銀行が中心部にあるので、そこへ行きたいのですが・・・、この宿が町のどこに位置しているのかが解らないことには行きようがありません。舞踊団のおじさんたちに地図を見せながら、あ〜だ、こ〜だ、と質問しますが、いまいちはっきり解らない・・・。結局、ひとり案内をつけてくれる事になりました。
町の中心部へは、タクシーで移動。5kmほどの移動で3000フラン。1円=5フランなので、600円!?高い・・・の?安いの?まだ物価が解りません。案内のおじさんが連れて行ってくれたのは、BDM・マリ開発銀行。ATMは、小さな小屋になっていて、入り口には警備員もいました。VISAカードで、6000円相当の3万フランをおろしました。これが何日でなくなるか?それを見て、今後の計画を立てることにします。
朝から何も食べてない私たちが次に向かったのは道端の屋台。私に、マリ料理のイメージは全くなく、これが正真正銘初めてのマリ料理です。腰掛けた屋台では、白米に魚と野菜を煮込んだドロドロのスープがかかった料理を食べました。味は・・・、イケル!! 日本人の口に合います。砂粒が入ってて、噛むたびにジャリジャリなるのは仕方ないとして・・・、マリ料理は十分楽しめそうです☆

写真1)屋台でお食事中。魚スープのぶっかけご飯、200フラン(40円)なり。
お腹が膨らむと、次はお買い物。着替えのない女性陣は、マリ人女性が巻いてる腰巻の大きな布を買いに行きました。マリ2度目の美奈さんは、買い物交渉も慣れたもので、高いだとか、何だとか言いながら、テキパキ交渉してます。彼女たちが腰巻用の布を見ている隣で、私はターバンに使えそうな布を探します。マリには、トゥアレグ族という民族がいますが、私はそのトゥアレグのターバンが好きなんです。
トゥアレグ族は、サハラの一番深いところ、マリ北部、ニジェール北部、アルジェリア南部、リビア南部に暮らす砂漠の民。サハラのキャラバン隊の主力であり、サハラの盗賊でもあった、ちょっと攻撃的な民族です。彼らの居住する地域に国境線が沢山引かれた結果、いずれの国でも少数派となってしまっています。で、それぞれの国で、分離独立を求めて戦っています。
そのトゥアレグの象徴的な服装が、青い衣とカラフルなターバン。真っ青な衣が、褐色の砂漠に良く映えます。ターバンの色は色々ですが、やはり、青が一番良く似合う。だから、私は青いターバンを買いました。このブログの上段右にあるプロフィールの写真、あれがそのターバンですよ。あの写真の男、私ですよ。念のため。
ちなみに、私は以前仕事で訪れたリビアやアルジェリアで購入したトゥアレグのターバンは、オレンジ、白、緑。すでに3枚所有してます。私、民族帽子&ターバンの収集家なんです。

写真2)買い物は中央市場(グラン・マルシェ)の一角の衣料品街で。
買い物も済んだし、帰りは歩いて宿まで戻りました。すでにバマコ市街地図が頭にある私は、これで宿の位置がはっきりと解りました。町の中心から大して遠くはありませんでした。大抵の場所には歩いていけそうです。ま、自転車が届けばどこにだって行けますけど。
夕方は、それぞれのんびり過ごしました。本を読んだり、お話したり、ぼけぇ〜っとしたり、横になったり・・・。日没後、ナターシャと2人で近所の屋台に夕食へ。食べたのは、牛の串焼き、ポテトフライ、バナナフライ、など。どれも美味かった☆ たらふく食べても500フラン(100円)以下。なんて良い国なんでしょう!!物価激高のフランスから来たので、涙が出そうなくらい嬉しい・・・。
マリ到着初日は、のんびりして終わりました。明日は自転車届くと良いけどなぁ・・・
お風呂セットも携行していた私は冷たい水のシャワーで目を覚まし、やはり携行していたシャツに着替えました。が、一緒に来た2人(福岡人の美奈さん、英人女性のナターシャ)は着替えどころか、石鹸も歯ブラシもない・・・。という訳で、午後はお買い物に行く事になりました。
3人のうち、美奈さんは土地の言葉(バンバラ語)とフランス語を少しずつ話し、ナターシャも少しフランス語を話す。私はフランス語ほとんどダメ・・・。言葉が通じない旅なんて、まぁいつものことなので臆しはしませんが、到着初日に言葉が解る同行者がいてくれるのは心強い☆
買い物に先立って、まずは現地通過を入手せねばなりません。マリのお金は、セーファー・フラン(西アフリカ・フラン。マリ周辺の国々も同じ)。ATMが使える銀行が中心部にあるので、そこへ行きたいのですが・・・、この宿が町のどこに位置しているのかが解らないことには行きようがありません。舞踊団のおじさんたちに地図を見せながら、あ〜だ、こ〜だ、と質問しますが、いまいちはっきり解らない・・・。結局、ひとり案内をつけてくれる事になりました。
町の中心部へは、タクシーで移動。5kmほどの移動で3000フラン。1円=5フランなので、600円!?高い・・・の?安いの?まだ物価が解りません。案内のおじさんが連れて行ってくれたのは、BDM・マリ開発銀行。ATMは、小さな小屋になっていて、入り口には警備員もいました。VISAカードで、6000円相当の3万フランをおろしました。これが何日でなくなるか?それを見て、今後の計画を立てることにします。
朝から何も食べてない私たちが次に向かったのは道端の屋台。私に、マリ料理のイメージは全くなく、これが正真正銘初めてのマリ料理です。腰掛けた屋台では、白米に魚と野菜を煮込んだドロドロのスープがかかった料理を食べました。味は・・・、イケル!! 日本人の口に合います。砂粒が入ってて、噛むたびにジャリジャリなるのは仕方ないとして・・・、マリ料理は十分楽しめそうです☆

写真1)屋台でお食事中。魚スープのぶっかけご飯、200フラン(40円)なり。
お腹が膨らむと、次はお買い物。着替えのない女性陣は、マリ人女性が巻いてる腰巻の大きな布を買いに行きました。マリ2度目の美奈さんは、買い物交渉も慣れたもので、高いだとか、何だとか言いながら、テキパキ交渉してます。彼女たちが腰巻用の布を見ている隣で、私はターバンに使えそうな布を探します。マリには、トゥアレグ族という民族がいますが、私はそのトゥアレグのターバンが好きなんです。
トゥアレグ族は、サハラの一番深いところ、マリ北部、ニジェール北部、アルジェリア南部、リビア南部に暮らす砂漠の民。サハラのキャラバン隊の主力であり、サハラの盗賊でもあった、ちょっと攻撃的な民族です。彼らの居住する地域に国境線が沢山引かれた結果、いずれの国でも少数派となってしまっています。で、それぞれの国で、分離独立を求めて戦っています。
そのトゥアレグの象徴的な服装が、青い衣とカラフルなターバン。真っ青な衣が、褐色の砂漠に良く映えます。ターバンの色は色々ですが、やはり、青が一番良く似合う。だから、私は青いターバンを買いました。このブログの上段右にあるプロフィールの写真、あれがそのターバンですよ。あの写真の男、私ですよ。念のため。
ちなみに、私は以前仕事で訪れたリビアやアルジェリアで購入したトゥアレグのターバンは、オレンジ、白、緑。すでに3枚所有してます。私、民族帽子&ターバンの収集家なんです。

写真2)買い物は中央市場(グラン・マルシェ)の一角の衣料品街で。
買い物も済んだし、帰りは歩いて宿まで戻りました。すでにバマコ市街地図が頭にある私は、これで宿の位置がはっきりと解りました。町の中心から大して遠くはありませんでした。大抵の場所には歩いていけそうです。ま、自転車が届けばどこにだって行けますけど。
夕方は、それぞれのんびり過ごしました。本を読んだり、お話したり、ぼけぇ〜っとしたり、横になったり・・・。日没後、ナターシャと2人で近所の屋台に夕食へ。食べたのは、牛の串焼き、ポテトフライ、バナナフライ、など。どれも美味かった☆ たらふく食べても500フラン(100円)以下。なんて良い国なんでしょう!!物価激高のフランスから来たので、涙が出そうなくらい嬉しい・・・。
マリ到着初日は、のんびりして終わりました。明日は自転車届くと良いけどなぁ・・・
- [2007/12/18 22:07]
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アフリカの大地に降り立つ
12月18日 アフリカの始まりは、やはりトラブル続きでした・・・
カサブランカ国際空港を1時間遅れで飛び立った飛行機は、深夜の空をグングン上昇。僅か2時間半のフライトですが、ここで寝ておかないと、バマコ到着後が大変です。未明のバマコ国際空港に到着したら、自転車を組み立てて、夜明けと共に、15km離れた市内へ向かうつもり。
私、飛行機の中で寝るのは得意です。会社員時代は、離陸前に眠りに落ち、機内食の時間だけ起きてて、その後、着陸まで眠るというのが通常でした。日本国内線などは機内食も機内サービスも簡素化されてしまってるから、起こされることもないし・・・。搭乗後すぐに眠りに落ちると、離陸時の重力も着陸の衝撃も感じず・・・、いつも『ワープ』したかのような気分になってました。「あれ?まだ羽田の滑走路だよな?あっ、福岡だ!」って。
で、今回も早々に眠りに落ちました。機内食の後はいつもコーヒーを飲みますが、それでも良く眠れます。さすがに、2時間ちょっとのフライトでは、熟睡とはいかず、バマコ到着間際の機内アナウンスで起こされました。眼下には、丑三つ時のバマコの町明りが見えます。さぁ、アフリカの大地に着陸です!!

写真1)降り立ったの飛行機は、滑走路の隅に停止。タラップに出ると、ひんやりとした夜の空気が全身を包みました。ゆっくりと深呼吸すると・・・ 「土の匂いだ!」 乾いた空気に土の仄かな匂いが混じっていました。五感で感じた、最初のアフリカです。

写真2)滑走路の隅を歩き、到着ターミナルへ。右手の小さな建物がそれ。
マリ入国の手続きは至って簡単に済みました。入国カードを書きましたが、係員はほとんどそのカードを見ることなく、パスポートにスタンプを押して、はい終わり。パリのロイヤル・モロッコ航空の係員に無理やり買わされた『バマコ→パリ復路航空券』の提示を求められることは、もちろんありません。
到着ターミナルにひとつだけあるターンテーブルの前で、荷物が回り始めるのを待ちます。皆、先を争ってターンテーブルの前に陣取りますが、どうせ私の巨大な段ボールは最後になるでしょうから、私はちょっと離れたところで、カートに腰掛け、のんびり待ちました。時折、ガイドを自称するマリ人やタクシー運転手が声をかけてきますが、相手にしません。だって、私は夜明けを待って、自転車で市内へ向かい、自分の足でマリを旅するのですから。
30分経ちました。荷物は少しずつ出てますが、まだターンテーブル前には、沢山のひとだかりがありました。見渡すと、カサブランカの空港で声をかけた日本人旅行者の美奈さんの姿もあります。まだまだ・・・、待つしかなさそうです。
更に30分経ちました。が、相変わらず・・・。更に30分経っても、まだ私の段ボールは出てきません・・・。更に・・・、待つと、空港職員らしき男が現われ、「フィニ!」とひとこと。終わりですってよ!?
こういうこともあるだろうと思っていました。私の荷物は、乗ってきた飛行機に積まれていなかったのです・・・。
ロイヤル・モロッコ航空の預け荷物制限はエコノミークラスの乗客でも、ひとり40kgまで。20kgが一般的な制限なのに、随分と大盤振る舞いではないですか。この航空会社は、出稼ぎや移住でヨーロッパへ行ったアフリカ人たちをターゲットに、このような大盤振る舞いのサービスをしているのでしょう。
故郷へ帰るアフリカの人々は、沢山荷物を持って帰ります。故郷の一族へのお土産や、電化製品などもあるでしょう。皆が皆、40kgの荷物を持ち込めば・・・、全部は運べないですよ、そりゃ・・・。 自社のボーイング767機が運べる貨物の限界を知りながら、ひとり40kgのサービスをやってしまうロイヤルモロッコ航空・・・、この会社を使って失敗だったかも・・・。
まぁ、しかし、ないものは仕方ない。念のため、1〜2日分の生活必需品は機内持ち込み荷物に入れています。ひとまず、市内へ向かって、明日届くか?明後日届くか?解らない荷物を待つ他、方法はないのです。『さぁて?どうやって市内に行こうか?タクシー高いだろうなぁ・・・』
ボケェ〜っと思案に暮れている私に、同郷人の美奈さんが声をかけてくれました。「どこか泊まるところ決まってます?なんなら、私がこれから1ヶ月お世話になるダンスの合宿所みたいなところに泊まりませんか?」 「はい、喜んで!」 これがマリ2回目という彼女には、ワークショップ(ダンスを教える合宿)の関係者が出迎えに来ていました。泊まるところも紹介してもらえて、市内への送迎付きです。お誘いに甘えて着いていくことにしました。
空港を出る前に、空港の一室で、預け荷物遅延の報告手続きをしました。バゲージタグ(預り証)の無い私でしたが、コンピュータで確認すると、確かにパリ→バマコの荷物として扱われているようです。これだったら、待てば届きます。私たちの他に、20〜30人が荷物を受け取れなかったようで、窓口には沢山人が並んでいました。その列の中、私と美奈さんの前にいた英国人女性にも、声をかけ、3人で合宿所に向かう事になりました。美奈さんの迎えに来ていたのはマリ伝統舞踊団の2人。四駆の後部座席に疲れ顔の3人が並んで座ります。「まぁ、大丈夫ですよ。明日か明後日には届くさ、きっと」
市内へ向かう道は滑らかなアスファルトでした。『この感じだったら、マリのサイクリングは楽かもなぁ〜・・・』 なんて呑気に外を眺めてたら、急に車体が振れました!? この感覚・・・、パンクだな? 左側の後輪がパンクしたようです。運転手の若い男は、徐行しながらゆっくり走り続けています。大丈夫かな?と思ってたら、車輪がロックしたような急な減速・・・。こりゃ・・・、裂けたね?

写真3)空気の入ってないタイヤで走るもんだから・・・、タイヤが裂けてしまいました。
市内まではまだ10km近くあるでしょう。困った顔の出迎え2人と、疲れ顔の旅行者3人は、動き始めていた路線乗り合いタクシーで市内へ向かいました。交通費などは、全て出迎えのおじさんが持ってくれたようです。バマコ市中心部の市場に到着すると、まだ5時ぐらいだというのに、路上には露店が並んでいました。開店したばかりか?或いは、24時間営業か!?
市場からタクシーに乗り換え、到着したダンスの合宿所は、普通の住宅地の一角にありました。夜明け前で、まだ住人たちは眠っているのか、静かに中へ。案内された部屋は、マットレスひとつがあるだけの6畳ほどの部屋。アフリカですもの、驚きはしません。顔を洗い、歯を磨き、ダラダラとしていたら空が白んできました。
心 「美奈さん、今日はどうするんですか?」
美 「とりあえず寝ます。今日は1日のんびりしましょう。」
心 「では、そうしますかね。」
アフリカ旅の初日は、ひとまずココで一区切り。機内で寝たとはいえ、僅か2〜3時間です。疲れを残さぬよう、寝るとしますか。
カサブランカ国際空港を1時間遅れで飛び立った飛行機は、深夜の空をグングン上昇。僅か2時間半のフライトですが、ここで寝ておかないと、バマコ到着後が大変です。未明のバマコ国際空港に到着したら、自転車を組み立てて、夜明けと共に、15km離れた市内へ向かうつもり。
私、飛行機の中で寝るのは得意です。会社員時代は、離陸前に眠りに落ち、機内食の時間だけ起きてて、その後、着陸まで眠るというのが通常でした。日本国内線などは機内食も機内サービスも簡素化されてしまってるから、起こされることもないし・・・。搭乗後すぐに眠りに落ちると、離陸時の重力も着陸の衝撃も感じず・・・、いつも『ワープ』したかのような気分になってました。「あれ?まだ羽田の滑走路だよな?あっ、福岡だ!」って。
で、今回も早々に眠りに落ちました。機内食の後はいつもコーヒーを飲みますが、それでも良く眠れます。さすがに、2時間ちょっとのフライトでは、熟睡とはいかず、バマコ到着間際の機内アナウンスで起こされました。眼下には、丑三つ時のバマコの町明りが見えます。さぁ、アフリカの大地に着陸です!!

写真1)降り立ったの飛行機は、滑走路の隅に停止。タラップに出ると、ひんやりとした夜の空気が全身を包みました。ゆっくりと深呼吸すると・・・ 「土の匂いだ!」 乾いた空気に土の仄かな匂いが混じっていました。五感で感じた、最初のアフリカです。

写真2)滑走路の隅を歩き、到着ターミナルへ。右手の小さな建物がそれ。
マリ入国の手続きは至って簡単に済みました。入国カードを書きましたが、係員はほとんどそのカードを見ることなく、パスポートにスタンプを押して、はい終わり。パリのロイヤル・モロッコ航空の係員に無理やり買わされた『バマコ→パリ復路航空券』の提示を求められることは、もちろんありません。
到着ターミナルにひとつだけあるターンテーブルの前で、荷物が回り始めるのを待ちます。皆、先を争ってターンテーブルの前に陣取りますが、どうせ私の巨大な段ボールは最後になるでしょうから、私はちょっと離れたところで、カートに腰掛け、のんびり待ちました。時折、ガイドを自称するマリ人やタクシー運転手が声をかけてきますが、相手にしません。だって、私は夜明けを待って、自転車で市内へ向かい、自分の足でマリを旅するのですから。
30分経ちました。荷物は少しずつ出てますが、まだターンテーブル前には、沢山のひとだかりがありました。見渡すと、カサブランカの空港で声をかけた日本人旅行者の美奈さんの姿もあります。まだまだ・・・、待つしかなさそうです。
更に30分経ちました。が、相変わらず・・・。更に30分経っても、まだ私の段ボールは出てきません・・・。更に・・・、待つと、空港職員らしき男が現われ、「フィニ!」とひとこと。終わりですってよ!?
こういうこともあるだろうと思っていました。私の荷物は、乗ってきた飛行機に積まれていなかったのです・・・。
ロイヤル・モロッコ航空の預け荷物制限はエコノミークラスの乗客でも、ひとり40kgまで。20kgが一般的な制限なのに、随分と大盤振る舞いではないですか。この航空会社は、出稼ぎや移住でヨーロッパへ行ったアフリカ人たちをターゲットに、このような大盤振る舞いのサービスをしているのでしょう。
故郷へ帰るアフリカの人々は、沢山荷物を持って帰ります。故郷の一族へのお土産や、電化製品などもあるでしょう。皆が皆、40kgの荷物を持ち込めば・・・、全部は運べないですよ、そりゃ・・・。 自社のボーイング767機が運べる貨物の限界を知りながら、ひとり40kgのサービスをやってしまうロイヤルモロッコ航空・・・、この会社を使って失敗だったかも・・・。
まぁ、しかし、ないものは仕方ない。念のため、1〜2日分の生活必需品は機内持ち込み荷物に入れています。ひとまず、市内へ向かって、明日届くか?明後日届くか?解らない荷物を待つ他、方法はないのです。『さぁて?どうやって市内に行こうか?タクシー高いだろうなぁ・・・』
ボケェ〜っと思案に暮れている私に、同郷人の美奈さんが声をかけてくれました。「どこか泊まるところ決まってます?なんなら、私がこれから1ヶ月お世話になるダンスの合宿所みたいなところに泊まりませんか?」 「はい、喜んで!」 これがマリ2回目という彼女には、ワークショップ(ダンスを教える合宿)の関係者が出迎えに来ていました。泊まるところも紹介してもらえて、市内への送迎付きです。お誘いに甘えて着いていくことにしました。
空港を出る前に、空港の一室で、預け荷物遅延の報告手続きをしました。バゲージタグ(預り証)の無い私でしたが、コンピュータで確認すると、確かにパリ→バマコの荷物として扱われているようです。これだったら、待てば届きます。私たちの他に、20〜30人が荷物を受け取れなかったようで、窓口には沢山人が並んでいました。その列の中、私と美奈さんの前にいた英国人女性にも、声をかけ、3人で合宿所に向かう事になりました。美奈さんの迎えに来ていたのはマリ伝統舞踊団の2人。四駆の後部座席に疲れ顔の3人が並んで座ります。「まぁ、大丈夫ですよ。明日か明後日には届くさ、きっと」
市内へ向かう道は滑らかなアスファルトでした。『この感じだったら、マリのサイクリングは楽かもなぁ〜・・・』 なんて呑気に外を眺めてたら、急に車体が振れました!? この感覚・・・、パンクだな? 左側の後輪がパンクしたようです。運転手の若い男は、徐行しながらゆっくり走り続けています。大丈夫かな?と思ってたら、車輪がロックしたような急な減速・・・。こりゃ・・・、裂けたね?

写真3)空気の入ってないタイヤで走るもんだから・・・、タイヤが裂けてしまいました。
市内まではまだ10km近くあるでしょう。困った顔の出迎え2人と、疲れ顔の旅行者3人は、動き始めていた路線乗り合いタクシーで市内へ向かいました。交通費などは、全て出迎えのおじさんが持ってくれたようです。バマコ市中心部の市場に到着すると、まだ5時ぐらいだというのに、路上には露店が並んでいました。開店したばかりか?或いは、24時間営業か!?
市場からタクシーに乗り換え、到着したダンスの合宿所は、普通の住宅地の一角にありました。夜明け前で、まだ住人たちは眠っているのか、静かに中へ。案内された部屋は、マットレスひとつがあるだけの6畳ほどの部屋。アフリカですもの、驚きはしません。顔を洗い、歯を磨き、ダラダラとしていたら空が白んできました。
心 「美奈さん、今日はどうするんですか?」
美 「とりあえず寝ます。今日は1日のんびりしましょう。」
心 「では、そうしますかね。」
アフリカ旅の初日は、ひとまずココで一区切り。機内で寝たとはいえ、僅か2〜3時間です。疲れを残さぬよう、寝るとしますか。
- [2007/12/18 12:54]
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パリ出発!!
12月17日 朝からバタバタで・・・、最後までバタバタでした・・・
パリ出発の朝は、とにかくバタバタでした。朝食後、少しのんびりお茶して、貸し部屋で使ってたシーツ類の洗濯ついでに、郵便局へ。ヨーロッパ旅で溜まったパンフ類や使わなくなったフィルムカメラを日本に送るんです。ピレネーの小さな郵便局で国際航空小包の手続きに1時間近くもかかり、料金は33.5ユーロなり。慌てて、恋人に任せていた洗濯を見に行くと、ちょうど終わりかけてた。半乾きのモノと乾いたモノをきれいに畳み、帰宅するともう時計は1時前!?
昼食を作ってもらってる間に、私は最終荷作り。自転車と装備品が納まった巨大&超重量の段ボールを閉じて、出発準備は完了。食後、大家さんのところに挨拶に行き、バタバタと部屋を出たのが2時半・・・。巨大な箱を1階に降ろすのが大変極まりなく、キャリアにもギリギリ乗ってる(?)ってなもんで、かなり危なっかしい・・・。引きずるようにキャリアを転がし、郊外のシャルルドゴール空港に向かいましたが、本当に、これが大変な作業だった・・・。恋人が見送りに来てくれなかったら・・・、絶対に空港まで辿りつけなかった。つまり、独りでは絶対に運べなかった・・・・。
まずは、空港行きのRER(高速地下鉄)が通るパリ北駅へ。北駅行きのバス停で待っていると、1台目のバスの運転手(白人)は、私の大荷物を見て、冷たく乗車拒否・・・。2台目はアフリカ系の運転手だったので(?)乗せてもらえましたが、昼間だというのに、やたらとバスが混んでて周囲の客に迷惑千万・・・。「エクセキュゼモア!エクセキュゼモア!」
北駅到着後、RERに乗り換えですが・・・、RER線は、市中心部では地下を走ってて、当然、乗り場は地下にある・・・。階段をガッコン!ガッコン!ガタガタ!ガタガタ!荷台を軋ませながら降ろし、何とかホームにたどり着いたら、目の前にあったシャルル・ド・ゴール空港行き列車がちょうど出てしまった・・・。まだ搭乗手続き開始まで1時間はあるので慌てる必要はありません。次の列車に乗り込み、徐々に田舎になっていく車窓を眺めること30分。着いたのはシャルル・ド・ゴール(CDG)空港ターミナル1とターミナル3の鉄道駅。ここから空港シャトルに乗り換え、ターミナルへ向かうのですが、今日はそのシャトルがメカニカルな不具合(?)で、なかなか来ない・・・。ようやくやって来たシャトルは、満員電車状態で乗れず、また長々と待たされて2本目に乗り込むと、ターミナル1に到着できたのは、フライトの1時間半前でした。3時間前に到着するように出発したのに・・・。
5時、ようやく辿り付いたターミナル1の出発ロビーで、ここからが本当のトラブル!!
モロッコ航空のチェックインカウンターで航空券とパスポートを見せると、係員のおばさんが、 「あなたは、マリへ片道航空券で行くのですか?だったら、搭乗はできません。帰りのチケットを今ここで買いなさい!」ですと!! 得意のゴネで応戦するも全く取り合ってくれず、メガネの丸々したおばちゃん係員は私のパスポートを取り上げ、方々に電話をし始めた。待たされること30分、「やっぱりダメ!チケットを買え!」ですと・・・。
心 「あのぉ〜!片道でチケットを売ってくれたのは、あなた方モロッコ航空なんですよね? で、私はマリ大使館でビザを申請する際に、片道での入国の旨を伝えてますし。あなた方は、私がマリに不法残留する恐れがあるってことで片道での搭乗を許さないってことなんでしょうけど・・・、日本人がマリに出稼ぎに行くと思いますか?? そもそも、マリの入管が私の入国を許可しなかったとしても、それはマリ入管と私の問題であって、あなた方には関係ないことでしょう?」
係員「いいえ!何と言おうと、片道であることが問題なんです!チェックインの締め切りまであと5分ですけど?あなたはそのマリ行きの航空券を捨てるつもりなんですね。そうですか、けっこう!けっこう!私たちには何の問題にもなりませんから!
」
その物言いにカチン!!ときますが、仕方ありません。チェックインカウンター向かいの窓口で、バマコ→パリの正規チケット1222ユーロをカードでご購入。正規運賃なので、後日100%払い戻しが可能とのこと。「マリに到着したら手続きでいんの?」と確認すると、係員は、「もちろん、できるできる」と自信ありげ・・・。通常、払い戻し手続きは発券した場所でしかできないんですけど・・・? もうなんやかんやと確認してる時間はありません。慌てて、カウンターに戻ります。
で、一難去ってまた一難! 自転車の箱の総重量は51kgで、11kg分の超過料金(80ユーロ)を支払わされました。まぁ、これは仕方がないとして・・・、その後の対応がまたムカつくムカつく! 別カウンターで80ユーロ支払ってチェックインカウンターに戻ると、すでにカウンターは閉まっていて、唯ひとり残っていた係員が粗末な態度で搭乗券を渡してきました。通常行われる、搭乗口や登場時間の案内は一切なく、搭乗券と一緒に手渡されるべき『バゲージタグ(荷物の預り証・番号)』もくれなませんでした。更に!暴言が続きます!!
係員「はい、これが搭乗券。言っておきますけど、あなたが今持ってる2つの荷物。そのうち1つしか機内には持ち込めませんから、片方は捨てて行くことね!」
心 「えっ?だったら、もうひとつ超過料金払って、このバッグも預けるから手続き急いでくれ!」
係員「ご覧の通り、もうチェックイン手続きは終了しています。あなたにはその荷物を捨てる他に方法はないのよ。初めから、その荷物を預けなかったあなたが悪い。あなたの搭乗券には、手荷物は1つしか許可しないってメモしてますから、絶対に持ち込めませんからね!」
心 「初めから、持込みて荷物が1つって言ってくれとりゃ預けとったさ!!お前らのインフォームが足りんのやろうが!勤めを果たさんで、ナン言いよぉ〜とか!?」
係員「もう何もかも遅いんです。もう搭乗始まりますよ?残念ね、乗れなくって」
悪魔です・・・、悪魔!
この時点でフライトまで30分を切ってる!見送りの恋人に手荷物を託し、ターミナル内を全力疾走!!アフリカで使うユーロをATMでお金を下ろし、恋人から手荷物を受け取り、駆け足で出発口へ向かいますが・・・、入り口で「手荷物は1つだけ」と入場を拒否されてしまう!! 「だって、お客さんの搭乗券には、手荷物1つってメモがあるんですもの」
こいつも悪魔です!その場で、2つの荷物(バックパックと筒型のバッグ)を強引にひとつにまとめ、入りきらなかったお弁当(オニギリ)や飲み物は恋人に渡しました。天蓋も閉まらず、あっちこっちに沢山モノをぶら下げた不恰好なバックパックを背負い、強引に入場! 恋人としんみり別れの時間を過ごしたかったのに、バタバタばたばたの慌しいお別れとなってしまいました・・・。「見送りありがとう!飛行機乗れんかったら、帰って来るよ!!」
搭乗階に駆け上り、フランス出国手続きを済ませ、走って!走って! ポケットに入れていた自転車のヘルメットの鍔を落としたのも拾わず、走って!走って!! 4番ウィングへ。 X線検査の長い列は一番前に割り込みさせてもらい、チェックイン時に預ける余裕もなかったナイフは没収されてしまいますが・・・、「すまん、ナイフ持ってる俺が悪い!さっさと通してくれ!」 脱がされたジャケットや靴を履きなおし、搭乗口に辿り付くと・・・、まだ搭乗始まってないじゃん!? 時計は6時半、離陸予定時刻です。嗚呼、これだったら、もう少しのんびりできたのに・・・。
飛行機に乗り込む前に再び荷物にクレームを付けられ、バックパックの中の衣類を全部出して、その場で全て(シャツ2枚、ジャケット2つ)を着こんで、少しコンパクトになったバックパックで強引に搭乗口を突破! もはや、空港係員はどの顔を見ても、悪魔が憑いてるようにしか見えません。 「あっ!角があるよ、あんた。あんたは、シッポが見えてる!」
ようやく搭乗したのは、7時過ぎ。機内は完全に満席で、頭上のトランクも手荷物がギュウギュウに詰め込まれていました。これなら、荷物制限にも頷けるけど・・・、やはり、ムカつく係員どものあの態度! 1時間の遅れで、午後7時半、ようやく離陸しました。緊張の糸が切れたのか、飛び立ったとたんに眠りに落ちました・・・。

写真1)なんとか搭乗できました。久しぶり!2年2ヶ月ぶりの飛行機です。
「ムッシュ? チキン?それとも、ビーフ??」 起こしたのは、機内食のメニューを聞くアテンダントさんの声でした。愛想の良いアテンダントさんですが、さっきの余韻が残っているため、やはり、悪魔のように見えました。チキンの簡単な夕食の後は、寝れなくなりました。徐々に平常心を取り戻してくると、急に、恋人に満足なお別れを言えなかった悔しさ・申し訳なさが込み上げてきました・・・。初めてのブラック・アフリカの旅にも、不安を覚えます・・・。 「嗚呼・・・、なんやろう?この気持ち・・・?」 こんな気持ちは旅立ち以降初めてです。この飛行機が日本に向かってりゃいいのに、なんて思ったのは・・・。
珍しくセンチな私を慰めてくれたのは、機内誌の写真たちでした。モロッコやマリの美しい自然や伝統的な村々の特集があり、美しい写真が並んでいました。急にマリへの旅が少し楽しみになってきた☆ 念願だったサハラ中心部縦断旅は道を閉ざされたも同然ですが・・・・、だったら、マリを徹底的に楽しんで、マリからセネガル、モーリタニアを経て、サハラの西端を走るルートを楽しもうじゃないか!!
おっし!俄然、気分盛り上がってきた☆
カサブランカ空港に着くと、そこは近代的なターミナル。たまたまパリからの便に乗り合わせていたアジア人女性は、日本人のように見えたので、飛行機を降りてから話しかけてみると、やはり日本人! 同じくマリに向かうらしく、話し相手ができて、また少し気分が落ち着きました。約2時間の乗り継ぎ、高い空港のカフェのコーラ(2ユーロ!)を飲みながら、手持ち無沙汰にゲート前の椅子に腰掛けて待つ・・・。それにしても喉が渇く・・・。パリ出発時に飲み物を買えなかったし、とにかく嫌な汗を沢山かいてるし・・・。嗚呼、オニギリ食べたかったなぁ〜・・・。
搭乗30分前、日本人女性が現われたのでまた話しかけてみると、なんと同じ福岡市民☆ まさかこんな飛行機で乗り合わせるとは、ちょっと驚き。聞くと、マリの伝統舞踊を習いに、2〜3ヶ月のレッスン旅に行くのだとか。西アフリカの踊りや太鼓が世界的に有名なのは知っていたけど、実は福岡にはアフリカンダンサー(日本人)が多くて、活動も活発なのだとか。それにもやはり驚いた! 彼女の名前は、美奈さん。福岡を拠点に『劇団アフリカ』という、アフリカンダンスを軸にした劇団をやっているらしい。

写真2)カサブランカ空港の搭乗ロビー。アフリカ各地への便は、夜中発が多いみたい。
なんやかんやと話している内に予定よりも30分遅れて搭乗開始。ここカサブランカもすでにアフリカだけど、この飛行機が次に降り立つところが、私のアフリカ旅のスタート地点になります。長い1日はまだまだ続くけど、この搭乗を境に12月17日の〆としましょうか。
怒涛のパリ出発でした。悪魔たちの無責任な職務態度には腹が立って仕方ありませんが、到着が遅れた私も悪い・・・。次の大陸間飛行機移動への良い教訓となりました。

写真3)パリで食べた最後の食事は、白いご飯とお味噌汁☆ ちなみに、食べ損なったオニギリは、牛ソボロでした・・・。
パリ出発の朝は、とにかくバタバタでした。朝食後、少しのんびりお茶して、貸し部屋で使ってたシーツ類の洗濯ついでに、郵便局へ。ヨーロッパ旅で溜まったパンフ類や使わなくなったフィルムカメラを日本に送るんです。ピレネーの小さな郵便局で国際航空小包の手続きに1時間近くもかかり、料金は33.5ユーロなり。慌てて、恋人に任せていた洗濯を見に行くと、ちょうど終わりかけてた。半乾きのモノと乾いたモノをきれいに畳み、帰宅するともう時計は1時前!?
昼食を作ってもらってる間に、私は最終荷作り。自転車と装備品が納まった巨大&超重量の段ボールを閉じて、出発準備は完了。食後、大家さんのところに挨拶に行き、バタバタと部屋を出たのが2時半・・・。巨大な箱を1階に降ろすのが大変極まりなく、キャリアにもギリギリ乗ってる(?)ってなもんで、かなり危なっかしい・・・。引きずるようにキャリアを転がし、郊外のシャルルドゴール空港に向かいましたが、本当に、これが大変な作業だった・・・。恋人が見送りに来てくれなかったら・・・、絶対に空港まで辿りつけなかった。つまり、独りでは絶対に運べなかった・・・・。
まずは、空港行きのRER(高速地下鉄)が通るパリ北駅へ。北駅行きのバス停で待っていると、1台目のバスの運転手(白人)は、私の大荷物を見て、冷たく乗車拒否・・・。2台目はアフリカ系の運転手だったので(?)乗せてもらえましたが、昼間だというのに、やたらとバスが混んでて周囲の客に迷惑千万・・・。「エクセキュゼモア!エクセキュゼモア!」
北駅到着後、RERに乗り換えですが・・・、RER線は、市中心部では地下を走ってて、当然、乗り場は地下にある・・・。階段をガッコン!ガッコン!ガタガタ!ガタガタ!荷台を軋ませながら降ろし、何とかホームにたどり着いたら、目の前にあったシャルル・ド・ゴール空港行き列車がちょうど出てしまった・・・。まだ搭乗手続き開始まで1時間はあるので慌てる必要はありません。次の列車に乗り込み、徐々に田舎になっていく車窓を眺めること30分。着いたのはシャルル・ド・ゴール(CDG)空港ターミナル1とターミナル3の鉄道駅。ここから空港シャトルに乗り換え、ターミナルへ向かうのですが、今日はそのシャトルがメカニカルな不具合(?)で、なかなか来ない・・・。ようやくやって来たシャトルは、満員電車状態で乗れず、また長々と待たされて2本目に乗り込むと、ターミナル1に到着できたのは、フライトの1時間半前でした。3時間前に到着するように出発したのに・・・。
5時、ようやく辿り付いたターミナル1の出発ロビーで、ここからが本当のトラブル!!
モロッコ航空のチェックインカウンターで航空券とパスポートを見せると、係員のおばさんが、 「あなたは、マリへ片道航空券で行くのですか?だったら、搭乗はできません。帰りのチケットを今ここで買いなさい!」ですと!! 得意のゴネで応戦するも全く取り合ってくれず、メガネの丸々したおばちゃん係員は私のパスポートを取り上げ、方々に電話をし始めた。待たされること30分、「やっぱりダメ!チケットを買え!」ですと・・・。
心 「あのぉ〜!片道でチケットを売ってくれたのは、あなた方モロッコ航空なんですよね? で、私はマリ大使館でビザを申請する際に、片道での入国の旨を伝えてますし。あなた方は、私がマリに不法残留する恐れがあるってことで片道での搭乗を許さないってことなんでしょうけど・・・、日本人がマリに出稼ぎに行くと思いますか?? そもそも、マリの入管が私の入国を許可しなかったとしても、それはマリ入管と私の問題であって、あなた方には関係ないことでしょう?」
係員「いいえ!何と言おうと、片道であることが問題なんです!チェックインの締め切りまであと5分ですけど?あなたはそのマリ行きの航空券を捨てるつもりなんですね。そうですか、けっこう!けっこう!私たちには何の問題にもなりませんから!
」
その物言いにカチン!!ときますが、仕方ありません。チェックインカウンター向かいの窓口で、バマコ→パリの正規チケット1222ユーロをカードでご購入。正規運賃なので、後日100%払い戻しが可能とのこと。「マリに到着したら手続きでいんの?」と確認すると、係員は、「もちろん、できるできる」と自信ありげ・・・。通常、払い戻し手続きは発券した場所でしかできないんですけど・・・? もうなんやかんやと確認してる時間はありません。慌てて、カウンターに戻ります。
で、一難去ってまた一難! 自転車の箱の総重量は51kgで、11kg分の超過料金(80ユーロ)を支払わされました。まぁ、これは仕方がないとして・・・、その後の対応がまたムカつくムカつく! 別カウンターで80ユーロ支払ってチェックインカウンターに戻ると、すでにカウンターは閉まっていて、唯ひとり残っていた係員が粗末な態度で搭乗券を渡してきました。通常行われる、搭乗口や登場時間の案内は一切なく、搭乗券と一緒に手渡されるべき『バゲージタグ(荷物の預り証・番号)』もくれなませんでした。更に!暴言が続きます!!
係員「はい、これが搭乗券。言っておきますけど、あなたが今持ってる2つの荷物。そのうち1つしか機内には持ち込めませんから、片方は捨てて行くことね!」
心 「えっ?だったら、もうひとつ超過料金払って、このバッグも預けるから手続き急いでくれ!」
係員「ご覧の通り、もうチェックイン手続きは終了しています。あなたにはその荷物を捨てる他に方法はないのよ。初めから、その荷物を預けなかったあなたが悪い。あなたの搭乗券には、手荷物は1つしか許可しないってメモしてますから、絶対に持ち込めませんからね!」
心 「初めから、持込みて荷物が1つって言ってくれとりゃ預けとったさ!!お前らのインフォームが足りんのやろうが!勤めを果たさんで、ナン言いよぉ〜とか!?」
係員「もう何もかも遅いんです。もう搭乗始まりますよ?残念ね、乗れなくって」
悪魔です・・・、悪魔!
この時点でフライトまで30分を切ってる!見送りの恋人に手荷物を託し、ターミナル内を全力疾走!!アフリカで使うユーロをATMでお金を下ろし、恋人から手荷物を受け取り、駆け足で出発口へ向かいますが・・・、入り口で「手荷物は1つだけ」と入場を拒否されてしまう!! 「だって、お客さんの搭乗券には、手荷物1つってメモがあるんですもの」
こいつも悪魔です!その場で、2つの荷物(バックパックと筒型のバッグ)を強引にひとつにまとめ、入りきらなかったお弁当(オニギリ)や飲み物は恋人に渡しました。天蓋も閉まらず、あっちこっちに沢山モノをぶら下げた不恰好なバックパックを背負い、強引に入場! 恋人としんみり別れの時間を過ごしたかったのに、バタバタばたばたの慌しいお別れとなってしまいました・・・。「見送りありがとう!飛行機乗れんかったら、帰って来るよ!!」
搭乗階に駆け上り、フランス出国手続きを済ませ、走って!走って! ポケットに入れていた自転車のヘルメットの鍔を落としたのも拾わず、走って!走って!! 4番ウィングへ。 X線検査の長い列は一番前に割り込みさせてもらい、チェックイン時に預ける余裕もなかったナイフは没収されてしまいますが・・・、「すまん、ナイフ持ってる俺が悪い!さっさと通してくれ!」 脱がされたジャケットや靴を履きなおし、搭乗口に辿り付くと・・・、まだ搭乗始まってないじゃん!? 時計は6時半、離陸予定時刻です。嗚呼、これだったら、もう少しのんびりできたのに・・・。
飛行機に乗り込む前に再び荷物にクレームを付けられ、バックパックの中の衣類を全部出して、その場で全て(シャツ2枚、ジャケット2つ)を着こんで、少しコンパクトになったバックパックで強引に搭乗口を突破! もはや、空港係員はどの顔を見ても、悪魔が憑いてるようにしか見えません。 「あっ!角があるよ、あんた。あんたは、シッポが見えてる!」
ようやく搭乗したのは、7時過ぎ。機内は完全に満席で、頭上のトランクも手荷物がギュウギュウに詰め込まれていました。これなら、荷物制限にも頷けるけど・・・、やはり、ムカつく係員どものあの態度! 1時間の遅れで、午後7時半、ようやく離陸しました。緊張の糸が切れたのか、飛び立ったとたんに眠りに落ちました・・・。

写真1)なんとか搭乗できました。久しぶり!2年2ヶ月ぶりの飛行機です。
「ムッシュ? チキン?それとも、ビーフ??」 起こしたのは、機内食のメニューを聞くアテンダントさんの声でした。愛想の良いアテンダントさんですが、さっきの余韻が残っているため、やはり、悪魔のように見えました。チキンの簡単な夕食の後は、寝れなくなりました。徐々に平常心を取り戻してくると、急に、恋人に満足なお別れを言えなかった悔しさ・申し訳なさが込み上げてきました・・・。初めてのブラック・アフリカの旅にも、不安を覚えます・・・。 「嗚呼・・・、なんやろう?この気持ち・・・?」 こんな気持ちは旅立ち以降初めてです。この飛行機が日本に向かってりゃいいのに、なんて思ったのは・・・。
珍しくセンチな私を慰めてくれたのは、機内誌の写真たちでした。モロッコやマリの美しい自然や伝統的な村々の特集があり、美しい写真が並んでいました。急にマリへの旅が少し楽しみになってきた☆ 念願だったサハラ中心部縦断旅は道を閉ざされたも同然ですが・・・・、だったら、マリを徹底的に楽しんで、マリからセネガル、モーリタニアを経て、サハラの西端を走るルートを楽しもうじゃないか!!
おっし!俄然、気分盛り上がってきた☆
カサブランカ空港に着くと、そこは近代的なターミナル。たまたまパリからの便に乗り合わせていたアジア人女性は、日本人のように見えたので、飛行機を降りてから話しかけてみると、やはり日本人! 同じくマリに向かうらしく、話し相手ができて、また少し気分が落ち着きました。約2時間の乗り継ぎ、高い空港のカフェのコーラ(2ユーロ!)を飲みながら、手持ち無沙汰にゲート前の椅子に腰掛けて待つ・・・。それにしても喉が渇く・・・。パリ出発時に飲み物を買えなかったし、とにかく嫌な汗を沢山かいてるし・・・。嗚呼、オニギリ食べたかったなぁ〜・・・。
搭乗30分前、日本人女性が現われたのでまた話しかけてみると、なんと同じ福岡市民☆ まさかこんな飛行機で乗り合わせるとは、ちょっと驚き。聞くと、マリの伝統舞踊を習いに、2〜3ヶ月のレッスン旅に行くのだとか。西アフリカの踊りや太鼓が世界的に有名なのは知っていたけど、実は福岡にはアフリカンダンサー(日本人)が多くて、活動も活発なのだとか。それにもやはり驚いた! 彼女の名前は、美奈さん。福岡を拠点に『劇団アフリカ』という、アフリカンダンスを軸にした劇団をやっているらしい。

写真2)カサブランカ空港の搭乗ロビー。アフリカ各地への便は、夜中発が多いみたい。
なんやかんやと話している内に予定よりも30分遅れて搭乗開始。ここカサブランカもすでにアフリカだけど、この飛行機が次に降り立つところが、私のアフリカ旅のスタート地点になります。長い1日はまだまだ続くけど、この搭乗を境に12月17日の〆としましょうか。
怒涛のパリ出発でした。悪魔たちの無責任な職務態度には腹が立って仕方ありませんが、到着が遅れた私も悪い・・・。次の大陸間飛行機移動への良い教訓となりました。

写真3)パリで食べた最後の食事は、白いご飯とお味噌汁☆ ちなみに、食べ損なったオニギリは、牛ソボロでした・・・。
- [2007/12/18 03:00]
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アフリカへ
12月17日 パリを発ちます。
向かう先は、アフリカはマリ!
サハラ砂漠の真ん中よりちょっと南にある国です。
2年2ヶ月ぶりの飛行機旅だ〜・・・、空港行くの、ちょっと緊張します。
ではでは、アフリカへ向け、行ってきまぁ〜す!!
向かう先は、アフリカはマリ!
サハラ砂漠の真ん中よりちょっと南にある国です。
2年2ヶ月ぶりの飛行機旅だ〜・・・、空港行くの、ちょっと緊張します。
ではでは、アフリカへ向け、行ってきまぁ〜す!!
- [2007/12/17 22:08]
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